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植田和男新総裁が初の日銀会合、金融緩和策の維持表明で一気に円安へ!1ドル133円台から136円台まで加速 


*日本銀行
4月28日に植田和男新総裁となってから初となる日銀金融政策決定会合が行われ、金融市場が一気に円安・株高・金利低下となりました。
植田新総裁は今回の会合で黒田前総裁の金融緩和策を継続すると表明。

金融緩和策の見直しも噂されていましたが、そのような変更政策には一切触れなかったことで市場が円安ドル買いで反応した形です。
これによって1ドル133円台だった為替市場は一気に1ドル136円台まで上昇し、株価も追加の金融緩和を期待して買いで反応しています。

ただ、植田新総裁は「金融政策運営について1年から1年半程度の時間かけ多角的にレビュー」とも語っており、1年後程度を目処にして金融政策の見直し議論を行う方針を示していました。
今年だけならば現状維持となりましたが、その次の1年に関しては変更も視野に入れた形で、植田新総裁が金融緩和の出口戦略を含めた何らかの新しい政策方針を発表する可能性は依然として残っているところです。

 

アングル:植田日銀の初会合に市場は反応、海外勢主導で買い戻しか
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2023/04/443792.php

伊賀大記

[東京 28日 ロイター] – 植田和男新総裁が就任して初めての日銀金融政策決定会合に対し、マーケットは株高・円安・金利低下で大きく反応した。政策の現状維持を決めただけでなく、見通しについても大幅な政策修正の可能性低下を示唆したと受け止められたためだ。早期の政策修正を予想していた海外勢を中心に買い戻す動きが強まったとみられている。

<13兆円の円債ショート>

最も大きく反応したのが、円債市場だ。前日比64銭安まで下落していた国債先物は、発表後プラス圏に浮上して同54銭高まで上昇、日中値幅が1円を超えた。新発10年国債利回り(長期金利)は一時0.390%と4月4日以来の水準に低下している。

 

 

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