鹿児島県の口永良部島で火山性地震が急増しているとして、気象庁が噴火警戒の範囲を拡大すると発表しました。
7月10日に気象庁は口永良部島で1日あたり150回以上の地震を観測したと明らかにした上で、「古岳付近の浅いところを震源とする火山性地震が6月下旬頃から多い状態となっていましたが、昨日(9日)からさらに増加」「新岳に加え、古岳においても噴火の可能性があります」と述べ、これまでの警戒範囲に追加する形で古岳火口から概ね2キロの範囲にも近寄らないように警戒情報を出しています。
火山性地震の急増や山体膨張から近い内に大規模な火山噴火が発生する可能性もあり、新岳火口及び古岳火口では普段以上に注意する必要があると言えるでしょう。
口永良部島では先月下旬頃から活動の活発化が見られ、気象庁も火口周辺警報「噴火警戒レベル3」を発表して、火口周囲への立ち入りを制限していました。
気象庁 口永良部島の噴火警戒レベル3を切替
https://www.jma.go.jp/jma/press/2307/10e/kuchinoerabujima_20230710.html
~警戒が必要な範囲に古岳火口から概ね2kmの範囲を追加~
報道発表日
令和5年7月10日
概要
本日(10日)16時00分に口永良部島の噴火警戒レベル3(入山規制)を切り替えました。
本文
口永良部島(鹿児島県)では、古岳付近の浅いところを震源とする火山性地震が6月下旬頃から多い状態となっていましたが、昨日(9日)からさらに増加し、振幅もやや大きくなっており、新岳に加え、古岳においても噴火の可能性があります。このため、本日(10日)16時00分に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表し、警戒が必要な範囲に古岳火口から概ね2kmの範囲を追加しました。
【 口永良部島 噴火警報(火口周辺)】07月10日16時00分、口永良部島に噴火警報を発表し、警戒範囲を変更しました。https://t.co/8yjSiiGzaC#口永良部島#噴火警報 pic.twitter.com/9hLOByWsPL
— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) July 10, 2023
口永良部島の噴火警戒レベルに対応した規制範囲は次の画像のとおりです。 pic.twitter.com/YhziGi1nrI
— 特務機関NERV (@UN_NERV) July 10, 2023
口永良部島の古岳で地震が急増しました!昨日から1日あたり150回ほどの地震が発生しています!噴火が迫っている可能性がありますね~!要注意ですね~! pic.twitter.com/ArpUBCY6be
— えいしゅう博士/火山情報 (@Dr_eishu) July 10, 2023
口永良部島の火山性地震がまた多くなってきてる。
この前噴火警戒レベル3に上がったけど、そろそろ噴火が近づいてきてるのかなぁ。 pic.twitter.com/jXuRW4Yt6j— ひだっち🐂 (@orangespotter) July 9, 2023
鹿児島県・大隅諸島の火山、口永良部島(くちのえらぶじま)では噴火警戒レベル3(入山規制)が発表継続中です。
古岳で火山性地震がさらに増加していることから、古岳においても噴火の可能性があると考えられ、警戒すべき範囲が古岳側にも拡大されました。https://t.co/GEh9ZPUMWp pic.twitter.com/0eSXIY7ynJ— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) July 10, 2023
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