アメリカの債務返済額が急速に拡大し、年間の利払いだけで推定1兆ドル(150兆円)を突破したことが分かりました。
これはブルームバーグがアメリカ政府の債務残高や毎月の財政収支のデータを整理したことで判明したもので、アメリカの利払い額は過去1年7ヶ月で倍増しているとのことです。
2022年度の会計だと連邦予算全体の15.9%が利払いで、アメリカ政府が巨額の借り入れ問題が悪化していることを示しています。
ちなみに、米国債の保有額は日本が世界一位で、日本の保有額だけで1兆1160億ドルとなっていました。
アメリカの債務危機や政府機関閉鎖騒動などから大手格付会社も米国債の格下げを示唆しており、これによって今後も米国債の金利が上昇する可能性がありそうです。
米国の債務返済額が急速に膨れ上がっており、新年にかけて米国債への売り圧力が再び強まる可能性がある。
ブルームバーグの分析によると、米国債の年間利払い額は先月末に推定で1兆ドル(150兆5200億円)を超えた。利払い額は過去1年7カ月で倍増しており、2022会計年度の連邦予算全体の15.9%を占める。
連邦政府の月次の債務残高と利払い額の平均を示す米財務省のデータを使って算出した。
海外勢の米国債保有額、8月は2021年12月以来の高水準
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20231019035.html
[ニューヨーク 18日 ロイター] – 米財務省が18日公表した8月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は7兆7070億ドルと、前月の7兆6550億ドルから増加し、2021年12月以来の高水準となった。増加は3カ月連続。日本の保有額は1兆1160億ドルと、前月の1兆1120億ドルから増加し、4月以来の高水準を記録。3カ月連続で増加し、引き続き最大の保有国だった。
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