*SOD衛星
11月13日に地球の各地で強い磁気嵐を観測しました。
この磁気嵐は9日夜に発生したCME(コロナ質量放出)による太陽風を観測したものだと思われ、日本やアメリカなど世界各地の地磁気観測所で大きな変動を捉えています。
強い磁気嵐が発生すると電子機器にダメージを与え、いわゆる通信障害やインターネットトラブル、ATMや決算システムの不具合、停電などが発生しやすくなることが多いです。
今回の磁気嵐は今月に観測されたものでは2番目に大きく、数日程度は世界中に影響を与えることになると思われます。
地震や噴火、気圧、天候変化にも影響があるため、引き続き磁気嵐の変動と気象災害にも注意が必要です。
2023/11/12 09:58 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。乱れはまだ到来していません。担当 篠原
太陽風の速度は、
550km/秒から450km/秒へゆっくりと低下しています。
高速の状態は終わって、平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、2nTと弱い状態でしたが、
グラフの最後は1nTとさらに弱くなっています。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
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