NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報で強い太陽フレアの発生が確認されました。
4月15日から太陽活動が強まっており、この2日間でMクラスの中規模な太陽フレアを7回も観測しています。
その内の第一波が昨日から地球上でも観測され、北米の地磁気観測所などで大きな変動を捉えました。
NASAの最新予測によると、4月18日午前に規模の大きな太陽風が地球と接触する見通しで、明後日まで大きな乱れが継続する可能性が高いとのことです。
この太陽風は複数のMクラス太陽フレアが合わさったもので、波状的に地球と接触することで影響が増大する恐れがあると見られています。
また、太陽の黒点数も大幅に増え、黒点が残っている間は活発な太陽活動が続くことになるでしょう。
太陽活動が強まると地球における様々な災害も増加するため、当面は地震や噴火を含めた災害の発生に注意が必要です。
*太陽風の影響は数日継続する見通し
NASA太陽フレア進路予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
2024/ 4/17 16:24 更新
太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が強まりました。担当 篠原
太陽風は、今朝まで10nT程度に磁場が強まった状態が続きました。
南北成分も南寄りの傾向が続き、-5〜-10nTで変化しています。速度は380km/秒とやや低速でしたが、
磁気圏の活動は強まって、
AE指数を見ると、800〜1000nTの中規模の変化が
連続的に発生しています。その後、磁場の南北成分は北向きに切り替わり、
磁場強度も5nTと平均的な値に下がっています。
このため、磁気圏の活動は穏やかになって、
AE指数は変化が見られなくなっています。現在、速度は350km/秒へ下がっていて、
低速になっています。
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