*SOHO
今月に入ってから猛烈な太陽フレアが多数観測されていますが、ここに来てさらなる大きな太陽フレアが多数確認されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、5月9日だけでも2回のX級太陽フレアと12回のMクラス太陽フレアが発生し、その翌日である5月10日においてもX1.1やX3.9の猛烈な太陽フレアが連続観測されたとのことです。
X3を超えるような規模の太陽フレアは極めて珍しく、本来ならば年1回程度の頻度でしか観測されません。
5月6日夜にX4.5フレアが観測されたばかりで、今月に入ってから観測された最大規模X級の太陽フレアは6回を超えています。
そして、この太陽フレアの乱れ打ちは5月11日8時頃(日本時間)に最も大きな太陽風が地球と接触する見通しで、少なくとも過去数年間の観測値で一番大きな磁気嵐となる可能性が高いです。
過去にも大規模な太陽フレアの接触時に停電や通信障害が多発しており、今回は太陽フレアが連続して波状的に到来することから、数日に渡って太陽フレアの影響が継続すると思われます。
少なくとも1週間程度は太陽フレアの影響が続くと見られ、明日からは太陽フレアの影響で人体への悪影響や自然災害の多発も予想されるところです。
地震や噴火のような地殻変動も刺激されて頻度が増えるため、当面は地震災害にも警戒してください。
NASA太陽フレア進路予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2024/ 5/10 15:10 更新
X2.2、X1.1の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。担当 篠原
NOAA/SWPCの太陽風予報が更新されました。
太陽風の乱れの到来の予想時刻は、
11日8時(世界時10日23時)頃と少し遅くなっていますが、
次々に飛び出したCME(コロナ質量放出)による乱れが連なって、
乱れの領域の厚みが増しています。実際にどの様な変化がやって来るのか。
今夜以降は、太陽風の推移に注目して下さい。
磁場の強まりがやって来て南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が強まる可能性も大きくなります。
カナダ地磁気観測所
https://geomag.nrcan.gc.ca/plot-tracee/ssp-1-en.php
Xのトレンドにも上がっていますが、大規模な太陽フレアが連発しております。そのフレアを起こしている黒点は非常に大きく複雑な構造です。昨年12月に引き続き北海道で低緯度オーロラが見られるかもしれません。要注意です。(F) pic.twitter.com/bGjKYLO0jH
— なよろ市立天文台きたすばる (@kitasubaru) May 10, 2024
説明しよう!
「デリンジャー現象」とは、太陽フレアが原因で地球の一部の電離層の密度が上昇してしまうことなのだ!
そのため長距離通信が不安定~不能になってしまうぞ! https://t.co/ecUdedCrtJ— 津月あおい (@tsuzuki_aoi) May 3, 2024
太陽フレアって怖ぇぇ👇https://t.co/zrfBTtzZxS
とはいえ、僕たちにできる対策は停電対策くらいなので、バッテリーの充電、車のガソリン満タン、懐中電灯の点灯確認を粛々と pic.twitter.com/zIZXnkZPRd
— 藤島新也@災害担当記者🌏 (@shinyahoya) May 10, 2024
太陽が大変なことに! 巨大な黒点群です。NASAによると黒点群からは最大規模の太陽フレアが発生中とのことです。過去数十年間で最も太陽活動が強まっていると言われています。地球環境に悪影響がなけれはいいのですが。(ken)#NNS #気象 #山梨 #太陽黒点 #太陽フレア pic.twitter.com/S6MavxlFkL
— NNS 気象情報室【公式】 (@NNS_kishou) May 9, 2024
太陽フレア って何?と思われた方
ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいhttps://t.co/mOY52DJZq9太陽フレア 実はかなりの頻度で起きています
大規模なものが発生すると停電や通信障害など生活に大きな影響が出るおそれも防災にも通じるので予備電源や複数の連絡手段を準備しておきたいですね pic.twitter.com/8mHd8PDUYy
— みんなで考える防災 (@nhk_ikiruskill) May 10, 2024
先日、太陽フレアの発生を注意喚起する記事を書きましたが、多数のフレアによる影響が11日に地球に到達する予定です
5/11早朝に日本でも低緯度オーロラが発生する可能性。強烈な磁気嵐による通信障害の可能性あり
また同時に地震、噴火、大雨にも注意です pic.twitter.com/TqyAzRHHpO— 洪正幸@スピリチュアル作家 (@oomizumasayuki) May 10, 2024
太陽フレアによる障害はデリンジャー現象と呼ばれ、数年前に起きたX1.8クラスフレア時には最悪の想定として2週間の全通信途絶がされました。今回のX2.0クラスフレアでも最悪の場合に備えて警告してる方がいるようです
— 萩原 (@gihara_) May 10, 2024
まさしく『電光石火』というヤツですね⚡ 太陽フレア云々との関連は不明ですが、フエゴ火山の山頂が一閃しておる🌋
中米グアテマラで最も活発な火山、フエゴ火山で撮影された噴火の映像だそうです。強烈な火山雷と地上から空に昇っていく雷樹のコラボレーション🌋⚡pic.twitter.com/Fi1BQGhE9a
— 田中伸幸@tanakas.eth (@name6less9) May 10, 2024
日本時間5月3日、X1.6の大規模な太陽フレアが発生しました。映像は、NASAの太陽観測衛星SDOが波長13.1nmの極端紫外線でとらえたフレアです。記事では他の波長の動画も紹介。Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.orghttps://t.co/oePV0csAy9 pic.twitter.com/IYoZiW4DRJ
— アストロピクス 宇宙画像情報サイト (@Astropics_bb) May 8, 2024
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