*CNBC
イスラエルのガラント国防相がガザの統治のあり方などで、ネタニヤフ首相の方針を真っ向から批判し、イスラエル内部で対立状態になっています。
ネタニヤフ首相は戦争終結後の対応でガザ地区の完全占領を主張しており、イスラエル軍が軍事的にガザ地区を管理するとしていますが、ガラント国防相は軍事的なコストや負担の面からパレスチナ人独自の自治政府に管理を任せるべきだと主張。
イスラエル軍による単独軍事占領は考えていないとして、「安全保障の観点から危険だ」などと反対していました。
ネタニヤフ首相の方針を軍トップが否定した形で、イスラエル政府内部の対立が激化しています。
一方で、イスラエル軍がガザ地区南部のラファへの軍事侵攻準備しており、アメリカ政府関係者は「数日以内に大規模な侵攻が可能になった」と分析。
今週中にもラファ総攻撃が始まる恐れがあるとして、イスラエルの動向を注視するとしていました。
[エルサレム 15日 ロイター] – イスラエルのガラント国防相は15日、イスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザ統治について、イスラエルが軍事支配することに反対を表明し、ネタニヤフ首相に支配の可能性を排除するよう求めた。
ガラント氏は会見で、ハマスのガザ統治能力を破壊するための鍵はハマスに代わる統治体制を見いだすことだと指摘。ハマスによるイスラエル奇襲があった昨年10月以来、「非敵対的」パレスチナ人勢力の統治計画を推進しようと試みたが、イスラエル戦時内閣から何の反応もなかったと批判した。
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