*SOHO衛星
太陽で最大規模のX級太陽フレアを複数観測しました。
宇宙天気ニュースやNASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、6月10日夜にX1.5の太陽フレアが発生し、その後も6月11日未明にM9.5の強い太陽フレアが観測されたとのことです。
進路的に太陽フレアの一部が地球と接触する恐れがあり、数日後にも地球で強い磁気嵐が観測されるかもしれません。
数日前のMクラス太陽フレアも地球と接触中で、6月10日夜から世界各地で磁気嵐の乱れが捉えられています。
大型黒点が多数出現していることから今後もしばらくは太陽フレアの発生頻度が高止まり状態になると思われ、しばらくは太陽フレアの影響で発生する誘発地震や噴火、停電、通信障害などに注意が必要です。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
2024/ 6/10 13:55 更新
太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。金星が太陽を通り過ぎています。担当 篠原
太陽風は、速度は450km/秒から370km/秒へ下がり、
やや低速になっています。
磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。8日に発生したCME(コロナ質量放出)による
太陽風の乱れはまだ到来していません。
引き続き注目して下さい。太陽風磁場の南北成分は、
時々、南向きに変化が発生しています。
このため、AE指数も300〜400nTの小規模の変化が
時間をおいて繰り返し発生しています。
NASA太陽フレア予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
6月10日午後7時19分頃、太陽の南西部でX1.5の大規模フレアが発生しました。
自転の関係で裏側に回るところだったので実際はもっと大きなフレアだったかもしれません。#太陽フレア pic.twitter.com/RfxZumMPWa— アタマエ2 (@Seismicnaa2) June 10, 2024
6月8日午前10時26分頃、太陽の南西部でM9.7の中規模フレアが発生しました。
このフレアによるCMEも確認されていて地球方向に向かっている可能性があります。※CMEの動画内で白い粒が飛び交っている。これは「snowstorm」と呼ばれ、観測衛星に大量の放射線があたる事で起きる現象です#太陽フレア pic.twitter.com/toNZv2GSVN
— アタマエ2 (@Seismicnaa2) June 8, 2024
【太陽フレアに関する臨時情報】
活動領域3697で10日11時8分UTに「X1.5/SFフレア」が発生しました。その他に活動領域3697でMクラスフレアが数回発生しました。活動領域3697と3701は本日から明日にかけて太陽面の裏側へ回り込む見込みです。#太陽フレア pic.twitter.com/CEU8p5oEA6— 危機情報発信局:不確実性の霧の 中 (@shingen1001) June 11, 2024
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