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能登半島地震、初日に非常食が消えていた!65%の111カ所で備蓄無し 能登町は約8割 想定の12倍もの被災者


*石川県「もっといしかわ」@motto_ishikawa
能登半島地震における震災対応で、指定避難所計169カ所のうち、65%の111カ所で備蓄すら無かったことが分かりました。

これは中日新聞社が報道したもので、能登半島地震の被害を受けた石川県にある奥能登2市2町の指定避難所計169カ所のうち、65%の111カ所で備蓄が無く、輪島市は48カ所のうち半数超の26、能登町は42カ所のうち約8割の33、穴水町は53カ所のうち1カ所を除く52カ所で備蓄が不足していたとのことです。
さらに能登半島地震では想定の12倍に相当する人数で被災者が発生したとして、あらゆる物資が全く足りていなかったとしています。

また、備えの指針となった県の地域防災計画は専門家から再三指摘を受けながら見直しされず、このような対策の甘さが被害を拡大させた要因の一つだとまとめていました。

もはや人災とも言える部分が多く、能登半島地震は過小評価された基準で備えた結果、深刻な食糧不足やその後の震災関連死の増加を招いてしまったとも言えるでしょう。

 

非常食は初日に底をついた 避難者は想定の12倍、甘かった能登半島地震被害想定
https://www.chunichi.co.jp/article/923128

 能登半島地震発生から2日目の夜を迎えた石川県珠洲市の正院小学校。瀬戸裕喜子さん(67)が、会社に備蓄していた飲料水を軽トラックに積み、玄関前に到着した。すると、暗闇から人影が近づいてきた。顔は見えないが、男性の声で「薬を飲む水がない。分けてくれんけ」。2リットルのペットボトル1本を手渡した。
避難所に指定されている同校には、住民ら485人が身を寄せた。だが、同校で備蓄していた非常食はアルファ米50食分と水12リットルのみ。とても全員に行き渡らない。消防団が近くの井戸から水をくみ、住民が自宅から正月用の餅などを持ち寄ってしのいだ。
同県能登町の鵜川小学校でもアルファ米の備蓄があったが、避難者300人に配った初日になくなった。2日夜は学校保管の米と野菜を使って調理。1人分は一口のスープと小さいおにぎりだけ。避難所運営に携わった浜高芳美さん(65)は「こんな少しのご飯でみんな生きていけるのかと思った」。あの時、地震から生き延びた避難者でさえ、命の危機に直面した。

 

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