先日に最大規模「X1.5」の大規模フレアが発生しましたが、その後もMクラスの非常に強い太陽フレアが複数観測されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)や宇宙天気ニュースの発表によると、Xクラスの太陽フレアが発生した7月29日昼以降もMクラスの太陽フレアが8回も発生し、その内の複数が地球と接触する可能性が高いとのことです。
すでに先日から連発しているMクラス太陽フレアの一部が7月30日午前から地球と接触中で、北米の地磁気観測所などで強い磁気嵐を観測しています。
この磁気嵐が追加の太陽フレアによってさらに強まると予想され、今日から明日にかけて猛烈な太陽風が地球に到来する可能性が高いです。
5月の太陽フレアでは日本の各地でオーロラが観測されましたが、それ以来の規模となり、引き続き太陽フレア関連の情報には注意してください。
強い磁気嵐は地球の環境や大気の流れ、地殻変動にも影響を与えるため、当面は太陽風トリガーの地震にも警戒が必要です。
NASA太陽フレア進路予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
2024/ 7/29 13:46 更新
X1.5の大規模フレアが発生しました。その他のフレアによりCMEが発生しています。担当 篠原
太陽で、フレアやCME(コロナ質量放出)の発生が続いています。
最初のSOHO衛星LASCO C2、C3の動画は、
昨日のニュースで紹介した、
28日11時(世界時28日2時)に3766黒点群で発生した、
M9.9の中規模フレアのCMEです。
太陽を丸く囲むように広がっていて、
太陽風の乱れは地球に向かっていると思われます。
到来は明日、30日頃でしょうか。
関連過去記事
いいね!しよう