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【南海トラフ巨大地震】約10年ぶりに被害想定を見直し、最悪で死者は約29万8000人に!津波の到達予想時刻も短く 三重県は最短3分


*内閣府
政府が10年ぶりに南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、これまで予想されていたよりも短い時間で津波が沿岸部に到達する恐れがあると発表しました。

政府の有識者会議は3月31日に東海沖から九州沖を震源域とする「南海トラフ巨大地震」の新想定を公表し、最悪の場合は直接死が29万8000人、全壊・焼失建物が235万棟に上るとする新たな被害想定を報告。
経済被害も物価高の影響を考慮して見直しが行われ、間接的な影響も含めると前回の想定(13年)より72兆円ほど増えて292兆円となっています。

特筆するべきは津波の到達予想時刻の変更で、高さ1メートルの津波の最短到達時間は多くの自治体で早くなり、三重県尾鷲市は1分の短縮で「3分」とされ、名古屋市でも7分早まったことで1時間35分の到達予想でまとめられていました。
今回の被害想定ではマグニチュード9の巨大地震が南海トラフで発生した場合が想定されており、災害関連死についても初めて想定を行い、最大で5万2000人と推計しています。

南海トラフの巨大地震は数百年の周期で発生していますが、それとは別にマグニチュード7以上の大地震が100年程度の周期で発生していることから、こちらの方が先に起きるのではないかとも言われているところです。

 

南海トラフ地震の死者29.8万人 新たな被害想定公表 国の有識者会議
https://mainichi.jp/articles/20250329/k00/00m/040/179000c

 東海沖から九州沖を震源域とする「南海トラフ巨大地震」について、国の有識者会議は31日、最悪の場合は直接死が29万8000人、全壊・焼失建物が235万棟に上るとする新たな被害想定を公表した。2012年の前回想定では、それぞれ32万3000人、238万6000棟とされていた。政府は23年度末までに死者を8割、全壊・焼失建物を5割減少させる目標を立てていたが、いずれも1割にも満たない減少にとどまり、遠く及んでいない。

【詳しく】南海トラフ巨大地震「新被害想定」公表 私のまちは
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250331/k10014762791000.html

近い将来、発生が懸念されている南海トラフ巨大地震。国の被害想定が前回から10年余りたって全面的に見直されました。

計算方法の変化で津波の浸水域が広がったことや避難が遅れた場合も想定したことから、最悪の場合、死者は29万8000人と前回の32万余りからわずかな減少にとどまりました。

ただ、これまでの取り組みの効果もあり、迅速な避難に向けた取り組みや耐震化などがさらに進めば、犠牲者は大幅に減るとしています。

 

 

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