*東京電力
4月15日午前に東京電力は福島第一原発で溶け落ちた核燃料デブリの試験的な取り出しに着手したと発表しました。
核燃料デブリを取り出すのは福島第一原発2号機で、前と同じ釣りざお式の装置を使い、3グラム以下のデブリを採取するとしています。
これまでの調査から約880トンの燃料デブリがあると推定され、致死量レベルの猛烈な放射線を検出していることから、大型の取り出し用装置を遠隔操作で動かして、燃料デブリの取り出し作業を行う方針です。
非常に強い放射線から一般的な電子機器も破損して近づけないほどで、核燃料デブリの取り出しは「廃炉で最大の難関」と言われています。
過去にアメリカで発生したスリーマイル事故の燃料デブリは取り出し完了までに10年の歳月を費やし、デブリの大半を回収することに成功するも、建屋や施設は高い放射線で使えず、今でも廃炉作業は止まったまま放置されている状態です。
福島第一原発 核燃料デブリ 2回目の試験的な取り出しに着手
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250415/k10014779681000.html
東京電力は、15日午前、福島第一原子力発電所2号機で、溶け落ちた核燃料デブリの試験的な取り出しに着手しました。取り出しは2回目で、どのようなデータが得られるか注目されます。
福島第一原発の1号機から3号機には、事故で溶け落ちた核燃料と周囲の構造物が混ざり合った核燃料デブリがおよそ880トンあると推定され極めて強い放射線を出し続け容易に近づけないことから、その取り出しは「廃炉で最大の難関」とされています。
東京電力福島第一原発2号機で燃料デブリの2回目の試験的な取り出し始まる 3グラム以下のデブリを取り出す計画 https://t.co/gNKTwux6Ij
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) April 15, 2025
東電、2回目の燃料デブリの試験取り出しに着手 福島第1原発https://t.co/PpqAISGmi6
初めて試料を回収した2024年11月の前回と同じ釣りざお式の装置を使い、最大3グラムの採取を目指します。
— 毎日新聞 (@mainichi) April 15, 2025
【「福島第一原子力発電所は、今」を更新】
福島第一原子力発電所は、多くの皆さまのご協力をいただきながら、廃炉へ向けて歩みを進めています。
事故当時を振り返りながら発電所の現状をご紹介する動画について、燃料デブリの試験的取り出しの様子などを追加しました。
是非、ご覧ください。 pic.twitter.com/ZN0UryNrkL— 東京電力ホールディングス 株式会社 (@OfficialTEPCO) March 10, 2025
このスリーマイル事故の燃料デブリ取り出し費用から、福島原発のデブリ取り出し費用は6兆円と試算されたんだけど、その為替レートはなんと1ドル100円。その後見直しはされてない😱
燃料デブリを取り出す費用は6兆円?! =廃炉等積立金とは=https://t.co/fXzklKC0Ue https://t.co/DS2rBXNr3j— てんとう虫 (@mie10312) April 11, 2025
1979年にメルトダウン事故をおこした米国スリーマイル島原発2号炉の場合、1985年から10年かけて燃料デブリの99%を回収したが完全回収は困難で炉に一部残ったまま。建屋は今も放射線量が高く人が入れないため、事故炉は「監視保管状態」に置かれ、事故から45年たった今でも廃炉工事は始まってない。 https://t.co/8dCA1u06vW
— HOSOKAWA Komei (@ngalyak) April 11, 2025

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