前川喜平・前事務次官が授業を行った学校に対して、文部科学省が録音の提出などを要望した件について、林文科相が担当に注意を促したことが分かりました。
報道記事によると、政府もこの行為を重く受け止めているようで、林文科相は16日の記者会見で「事実関係の確認を行う際には、表現ぶりや手法など十分留意する必要がある」と述べ、担当者に注意をしたと発表。
これから詳細な事実関係を調査するとした上で、問い合わせ事態は問題がないと言及していました。
戦前に軍国教育を招いたとして、政府が個別の学校教育に口出しする行為は法令で厳しく規制されています。
前川氏講演“確認”で担当者を注意~文科相
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180316-00000021-nnn-soci
文科相が担当局長を注意 授業データ要求で
https://mainichi.jp/articles/20180316/k00/00e/040/209000c
林芳正文部科学相は16日の閣議後記者会見で、文科省が名古屋市立中学校で講師を務めた前川喜平・前事務次官の授業内容や録音データの提出を市教育委員会に求めたことについて、市教委とのやり取りを把握した12日に「誤解を招きかねない面があった」として担当の初等中等教育局長を口頭で注意したことを明らかにした。一方で、「授業の狙いや(前川氏を)招いた経緯を確認する必要があった」と述べ、問い合わせ自体は問題はなかったとの見解を示した。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう