アメリカのドナルド・トランプ大統領が全世界を対象にして輸入制限を実施すると表明した問題で、日本は制限の対象外となることが分かりました。輸入制限の対象外は7カ国で、カナダ、メキシコ、欧州連合(EU)、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、韓国。
一方で、中国に対しては幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置を発動することを決定しています。中国による知的財産の侵害などを理由にしており、トランプ大統領は「中国の習近平国家主席は尊敬している。ただアメリカは、世界の歴史上、最も大きな貿易赤字を抱え、制御できる規模ではない」とコメントしました。
トランプ大統領の貿易制限は世界中の経済にも影響を与え、今日の金融市場は世界同時株安となっています。今後も世界経済や情勢が見通せないことから、トランプ大統領の動向次第では経済が今以上に不安定になりそうです。
米輸入制限、日本には適用=除外は7カ国・地域―通商代表
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180323-00000001-jij-n_ame
【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は22日、上院財政委員会の公聴会で、鉄鋼、アルミニウムの輸入制限措置の当初の除外対象となり得る7カ国・地域を発表した。
トランプ大統領 中国に高関税の制裁措置決める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011375311000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
アメリカのトランプ大統領は、中国による知的財産の侵害などを理由に通商法301条に基づき、中国からの幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置を発動することを決めました。対象は6兆円を超える規模になるとしていて、貿易不均衡の是正に向けて、中国へ一層、厳しい姿勢で臨むことになります。
As a candidate, I pledged that if elected I would use every lawful tool to combat unfair trade, protect American workers, and defend our national security. Today, we took another critical step to fulfill that commitment. https://t.co/7NBI0Dibmx pic.twitter.com/nmzqos3BUA
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月22日
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