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高校で研究者が原発リスクに言及⇒経済産業省「リスク過大の印象操作だ 訂正を」

*経済産業省
去年10月に北海道大学大学院の山形定助教が北海道ニセコ町のニセコ高校でエネルギー問題をテーマに講演を行ったところ、経済産業省の出先機関が講演内容の修正を要求していたことが分かりました。

NHKの記事によると、この要請を行った出先機関は北海道経済産業局で、職員を通して山形教授に対して「原発のリスクを過大に見せる印象操作だ」などと講演内容の修正を求めたとのことです。

山形助教は修正の求めには応じずに講演を行い、今回の問題が表面化したと見られています。国による教育機関への圧力とも指摘されており、山形教授は「原発に否定的な内容への介入であるだけでなく、教育への介入でもあり違和感を感じた」とコメントしていました。

これに対して北海道経済産業局は「国の事業である以上、エネルギー問題の長所と短所をバランスよく紹介することが前提だった。修正を求めたのは調整の一環であり問題はない」とNHKの取材に述べ、要請は正しかったと強調しています。

国の教育機関への介入は戦前の軍国教育を生んだ流れから厳しく制限され、原則として認められていません。先月には前川喜平・前事務次官の講演会を文科省が調査していた件も問題視されただけに、今回の件も強い批判を受けそうです。

 

「原発リスク過大に見せる」経産省出先機関が内容修正を要求
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391931000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

去年、北海道の高校でエネルギー問題の研究者が講演を行った際、原子力発電に関する内容を修正するよう経済産業省の出先機関から求められていたことがわかりました。教育への介入だという指摘もある中、経済産業省は「調整の一環であり問題はない」としています。

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