5月25日21時13分に長野県の栄村で発生した震度5強の地震について、専門家から「東日本大震災の直後に発生した震度6強の地震と似ている」との声が浮上しています。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀教授はメディアを通して、「今回の栄村の地震は日本で2番目の活断層『糸魚川-静岡線』と、東は長野から熊本、鹿児島まで伸びる日本最大の『中央構造線活断層』が交差する地域で発生したもので、11年の東日本大震災の翌日に起きた地震と似ている。活断層が活発化している証拠だ」と述べ、大規模な活断層が活発化している証拠だと指摘。
この地震に刺激される形で新たな強い地震が連発する可能性にも言及し、首都圏でも同様の地震が起きる可能性は捨てきれないとしています。
実際、東日本大震災が発生した2011年に大噴火を観測した九州の新燃岳でも、2018年に入ってから同じような大噴火が発生しました。
東日本大震災の時は東北の揺れに連鎖する形で発生した長野県の大地震だけに、この近辺の断層や地殻の動きは非常に重要だと言えるでしょう。
専門家が警告「東日本大震災の時と似ている」 長野県北部・栄村、震度5強の地震
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180528/soc1805280011-n1.html
夕刊フジでコラム「警戒せよ」を毎週木曜に連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀教授は「今回の栄村の地震は日本で2番目の活断層『糸魚川-静岡線』と、東は長野から熊本、鹿児島まで伸びる日本最大の『中央構造線活断層』が交差する地域で発生したもので、11年の東日本大震災の翌日に起きた地震と似ている。活断層が活発化している証拠だ」とみる。
首都圏への影響について島村氏は「『中央構造線活断層』が長野より東側に延びているかはまだ分かっておらず、今後は首都圏でもこの断層による地震が起こる可能性はある」と解説する。
気象庁 平成30年5月25日21時13分頃の長野県北部の地震について
http://www.jma.go.jp/jma/press/1805/25b/kaisetsu201805252315.pdf
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