6月10日に開票された新潟県知事選挙の投票行動が分かってきました。
朝日新聞社の調査によると、野党連合が支援した池田ちかこ氏には反原発票や子育て関連票が多く流れていましたが、与党系の花角氏にも37%の反原発票が流れ込んでいたとのことです。
花角氏は米山前知事の反原発路線を継承すると宣言しており、これが反原発票を割る要因になったと見られています。
そして、花角氏の強みはなんと言っても景気や雇用関連で、この分野で70%の票を取り込んでいました。「地域の活性化」も63%が花角氏を選んでいる状態で、経済政策は花角氏の圧勝だと言えるでしょう。
逆に言えば、池田ちかこ氏は反原発よりも経済政策をもっと強く押し出すべきだったと見ることも出来ます。
池田ちかこ氏の陣営からは「花角氏は原発推進派だ」というような声もありましたが、世間的には米山前知事の路線を継承すると宣言し、脱原発派として明確に断言していた以上はどっちも脱原発派として見られていたということです。
花角氏、再稼働反対票も取り込む 新潟知事選、出口分析
https://www.asahi.com/articles/ASL6B55CRL6BUZPS001.html
朝日新聞社は同日、県内90投票所で出口調査を実施し、4420人から有効回答を得た。それによると、投票の際に最も重視した政策は①原発への対応(28%)②景気・雇用(25%)③地域の活性化(18%)④医療・福祉(14%)⑤子育て支援(11%)の順だった。
花角氏は「景気・雇用」を選んだ人の70%、「地域の活性化」を選んだ人の63%から得票。
最も多い「原発への対応」を選んだ人は75%が池田氏に投票した。前回の知事選で当選した米山隆一氏が「原発への対応」を選んだ人の84%の票を集めたのに比べると、池田氏は原発問題を当選の決め手とすることができなかった。
また、年代別に見ると、60代から80代までの世代では池田氏への支持が上回る一方、20代から50代までの世代では花角氏への支持が上回っている。
今回の知事選にあたって有権者に「投票の際に最も重視する政策課題」を聞いたところ「原子力発電所の再稼働」の問題を挙げる人が引き続き最多の37.3%となった。
新潟知事選、自公推薦の花角英世氏が当確、安部三選の可能性が強くなってきた。それにしても野党の弱さはいったいどうなってんだ、保守が強い新潟でももう少し戦い方があったろうに…同じ負けるにしても次に繋げる負け方をしなきゃ、新潟の政治が又元に戻っちゃうな。自民党の老練さが二枚三枚上だ。
— 北野公康 (@kkimiyasu11111) 2018年6月10日
花角氏は、再稼働に慎重だった米山氏の路線継承を表明。
それを守るかどうかは別にして、そこからは、原発は争点ではなくなった。
争点崩しにあった時、無所属のレジェンド・中村先生の参加は、凄いインパクトだったに違いない。
<新潟知事選>自公支持の花角英世氏が初当選 https://t.co/mtiQ65CqiI— みぞぐち晃一(情報公開おおた) (@mzgc_yp_otaku) 2018年6月10日
#新潟県知事選 得票率のリード
今回の選挙(左)と前回選挙(右)の比較。前回選挙では大票田の新潟市で米山候補が優位に立っていたけれど、今回は花角候補がかなり浸透している。 pic.twitter.com/C7H7A510G6
— はる/みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) 2018年6月10日
#新潟県知事選 得票率のリード
前回選挙(2016年)の結果 pic.twitter.com/kyNrZR6MmZ
— はる/みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) 2018年6月10日
以前、名護市長選という野党圧倒有利の所をひっくり返され、今回も6年前に勝ち取った野党系地盤をひっくり返された。
いい加減、野党は今の姿勢を変えないと信を得られない事を知るべき。
新潟知事選 花角氏が当選確実 | 2018/6/10(日) – Yahoo!ニュース https://t.co/TJg3Er3amP @YahooNewsTopics
— カムイ(甲殻類) (@kamui_Arisawa) 2018年6月10日
新潟知事選:自公支持の花角英世氏が初当選 – 毎日新聞 https://t.co/sJlFHrOuZO
あれだけ安倍政権が非難を浴びてもこの結果、よほど野党は信用されていないということか?— 中村みどり (@supersoul7771) 2018年6月10日
今回の池田候補、脱原発と言いながら県の検証結果が出た後、県民投票を行うってのは有権者に分かりにくく再稼働反対票が60%台しかなく30%が花角候補に流れたのは敗因じゃないかな
まぁ花角候補も再稼働には選挙で判断を仰ぐとか語ってたけど、方便だろうな#新潟知事選— とーし (@t1o4) 2018年6月10日
#新潟知事選 開票率100%確定
安中 さとし 45,628 はなずみ 英世 546,670 ⭕当選 池田 ちかこ 509,568
投票総数1,112,112 投票者数1,112,142 無効投票数10,246
不在者投票不受理7 投票用紙持ち帰り23
計1,101,866 pic.twitter.com/Q58LjTnKEj— とーし (@t1o4) 2018年6月10日
関連過去記事
新潟県知事選挙、野党の敗因は2つ!米山前知事の辞任に対する説明不足と経済政策の弱さだ!
https://johosokuhou.com/2018/06/10/6370/
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