森友学園問題で新文書が公開されました。
公開されたのは安倍昭恵夫人付の政府職員である谷査恵子氏が、国有地の賃料を引き下げる優遇措置を財務省理財局に問い合わせた文書です。
文書の中には「森友学園が建設を予定している小学校の名誉校長に昭恵氏が就任」と記載されており、文書を公表した共産党の辰巳孝太郎議員は決算委で「その日のうちに大阪航空局まで情報が共有された。名誉校長だとわざわざ書き入れている」と追及しました。
また、谷査恵子氏の文書とは別の資料も公開され、そちらでは財務省と国交省が今年5月に森友学園問題で意見交換していたことが判明。
内容は近畿財務局と理財局のやり取りを公表するどうかという感じで、財務省は国交省に対して「近畿財務局と理財局のやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とするのだろう」「公表するかどうかは、中身にもよるだろう。国交省として、出すのが得策かどうか検討してほしい」などと慎重な対応を要請していました。
辰巳氏は「最高裁で争ってまで隠したいものは何か」と追求するも、安倍首相は文書の真偽が分からないとして具体的な答弁はしていません。
これらの文書が事実ならば、安倍昭恵夫人側が国有地の値下げにも働き掛けをしたとも考えられ、非常に重要だと言えるでしょう。
昭恵氏付職員「賃料値下げ要望」 共産党が追及
https://mainichi.jp/articles/20180619/k00/00m/010/117000c
共産党の辰巳孝太郎氏は18日の参院決算委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡って、国土交通省が作成したとされる二つの文書を示し、情報開示に後ろ向きだと政府を批判した。森友・加計学園問題を早期に幕引きしたい安倍政権に対し、野党は延長国会でも追及を続ける構えだ。
【画像】日本共産党の辰巳孝太郎議員が今日の参院決算委員会で明らかにした2文書。 pic.twitter.com/Rd1C0NSdXW
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2018年6月18日
今日のやり取りをまとめました。総理は新文書を「架空」とか言ってますが、政府が「無い」と言った文書は「ある」。これが我々が学んだ法則でしたね。 pic.twitter.com/88tN7oafZB
— たつみコータロー参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) 2018年6月18日
応接録の公表について財務省と国交省がすり合わせをするメモを独自に入手。「近畿財務局と理財局のやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とする」「調査報告書をいつ出すかは、刑事処分がいつになるかに依存している。官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている」 pic.twitter.com/8C9nahpMXE
— たつみコータロー参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) 2018年6月18日
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