愛知県豊田市の小学1年の男子児童が校外学習後に熱射病で死亡した問題で、他にも複数の生徒が体調不良を訴えていたことが分かりました。
報道記事によると、事故が起きたのは7月17日午前の校外学習で、死亡した男児以外にも女児3人が不調を訴え、1人が午後になって嘔吐(おうと)したことが確認されていたとのことです。
この学校の校長は「判断が甘かった」とコメントしていますが、教室にエアコンはなく、天井の扇風機4台だけで熱中症対策をしている状態でした。
学校が後に測ると室温は37度と非常に高い状態で、保護者からは「熱中症になる危険性が高い屋外に無理に連れていくような学校には子供を預けられない」などと怒りの声が相次いでいます。
熱中症で小1死亡、校長「判断甘かった」 遺族に謝罪
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000007-asahi-soci
教室では担任が男児を見守っていたが、唇がみるみる紫色になり、午前11時50分ごろ意識を失った。まもなく病院に運ばれたが、午後0時56分に死亡が確認された。
男児のほか、女児3人が不調を訴え、1人は午後になって嘔吐(おうと)した。
籔下校長らは17日夜、男児宅を訪れ、母親と祖父に謝罪したという。これに先立つ記者会見では「判断が甘かったと痛感している」と声をつまらせた。
熱射病死の男児、校外学習前「行きたくない」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180719-OYT1T50005.html?from=ycont_navr_os
愛知県豊田市の小学1年の男子児童(6)が17日、校外学習後に熱射病で死亡した問題で、男児が通っていた市立梅坪小学校で18日、全校集会があり、籔下隆校長は「判断が甘かった」と児童約730人に説明した。一方、市は熱中症対策として、児童・生徒が学ぶ教室へのエアコン設置を急ぐ考えを明らかにした。
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