外国人労働者の受け入れを拡大するための入管法改正案について、与野党の協議がまとまらず、自民党側が職権を行使して21日と22日に審議を行うと強引に決定しました。11月20日に法案の審議入りを巡る与野党の協議が行われていましたが、野党側は法案の内容不備や法務省の虚偽報告などを理由に拒否。
これに対して与党側は審議の中で法案を精査するべきだとして、そのまま法案の審議入りを決めてしまいました。
一方で、法務省は外国人技能実習生の失踪に関する資料の改ざんを謝罪し、山下法務大臣が記者会見で「極めて軽率な、けしからんことだ。あってはならないことで心からおわびしたい」とコメントしています。
政府与党は入管法改正案の可決・成立を最優先課題としており、これから採決を目指して強引に日程を消化させる形になりそうです。
外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐって、衆議院法務委員会は、夕方から理事懇談会を開いて審議日程を協議しましたが、与野党が折り合いませんでした。このため自民党の葉梨委員長が、21日と22日、委員会を開いて審議を行うことを職権で決めました。
外国人技能実習生が失踪した理由などを調査して集計した法務省の資料に誤りが見つかったことについて、山下法務大臣は「あってはならないことで、心からおわびしたい」と謝罪しました。
良識の府、参議院の伝統が踏みにじられた。
裁判官、検察官、防衛省職員の給与法案は与野党一致で賛成なのに、きょう審議を一方的に委員長職権で決定。前例のない先走りの理由は…これでもはや入管法改正案の審議は崩れ、採決強行の確証。与党が国会の民主的ルールを破った日を忘れてはいけない。— 真山勇一 参議院議員 (@MayamaMia) 2018年11月20日
入管法改正案、政府の見込む受け入れ数は4万7千人で大半は外国人技能実習生からの移行予定。審議を急ぎ来年4月施行にこだわる理由を「万単位の方々が本国に帰ってしまうから」と答弁。技能移転の建前すら投げ捨て、外国人を安価な労働力として利用することだけを考える政府の姿勢はあまりに恥ずかしい
— あさか由香 (@asakayuka) 2018年11月20日
安倍さんは労働問題となるとデータを捏造せずにはいられないように悪い魔法使いに魔法でもかけられてるんですかね。毎回絶対に捏造しますよね。
失踪実習生調査結果に誤りと公表 入管法、実質審議見送り https://t.co/UwdXSRa4h8
— 未来のための公共 (@public4f) 2018年11月20日
問題だらけの入管法改正案について拙速な審議を強行する葉梨法務委員長の解任決議案に賛成票を投じました。#佐々木隆博#立憲民主党#臨時国会 pic.twitter.com/ffZ8BSrYur
— 佐々木 隆博 STOP TPP! (@sasaki_stop_tpp) 2018年11月20日
いくら何でもおかしいでしょう。
「安倍晋三首相は月末に海外出張を予定している。自民党の森山裕国会対策委員長は20日、「27日までに参院に送らなければならない」と審議を加速する方針を強調。」
国会:入管法改正案 21日実質審議入りへ – 毎日新聞 https://t.co/2XZA7UsSML
— 日本共産党 (@jcp_cc) 2018年11月20日
入管法審議の前提となる技能実習生からの「聴取票」2870人分。ファイル4冊。法務委の理事メンバーに限り開示。技能実習制度の改善を求めた国会決議に基づく調査であり、理事だけでなく国民への開示が当然。 pic.twitter.com/Fw4KIOzqY8
— 藤野保史 (@FujinoFujinooo) 2018年11月19日
いいね!しよう