気象庁が全国の火山を一斉調査したところ、想定外の火口から噴火する恐れがある火山が多数あることが分かりました。
調査対象となったのは全国に50ある火山で、過去1万年の記録などから火口以外のリスクを精査した結果、少なくとも21ヶ所の火山で火口以外からも突発的な噴火が発生する恐れがあると判明。
具体的には栃木と群馬の県境にある日光白根山や人気観光地の富士山、長野と岐阜の県境にある御嶽山、神奈川県の箱根山、伊豆諸島の八丈島と青ヶ島、北海道の十勝岳、大分県の鶴見岳・伽藍岳、熊本県の阿蘇山、鹿児島県の桜島などがあります。
富士山のような知名度が高い山も「想定外の噴火がある」とされており、北海道から九州の広い範囲で気象庁が注意を促していました。
1人が死亡、11人が重軽傷を負った群馬県の草津白根山の噴火から23日で1年です。この噴火は、気象庁が重点的に監視していた火口ではなく、いわば“ノーマーク”の火口で発生しましたが、同じようなリスクを抱える火山が全国に少なくとも21あることがわかり、気象庁は監視を強化することになりました。
気象庁 火山情報
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/map_0.html
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