厚生労働省の不正統計問題で、野党が要求していた実質賃金の再計算について、厚生労働省の検討会は「算出は困難」との見解をまとめました。
NHKの記事によると、3月19日に厚生労働省の検討会は実質賃金の調査対象である「共通事業所」は毎年異なっているとして、過去の実質賃金を計算するのは厳しいというような案を提出したとのことです。
この案では最終的な結論をまとめる時期についての見通しは示さず、あくまでも検討を続けるとしか書いてありませんでした。
これに対して野党側は猛反発しており、「時間稼ぎだ!」「過去の調査記録を見れば出来る!」などと厚生労働省の対応を強く批判しています。
昨年の実質賃金は伸び率がマイナスだったと指摘する声もあり、厚生労働省が意図的に数字を隠している可能性もありそうです。
「毎月勤労統計調査」をめぐり、野党側が求めている方法で実質賃金の伸び率を算出すべきか話し合う厚生労働省の検討会は「算出は困難だ」とする案をまとめました。この検討会の議論に対しては、時間稼ぎにほかならないという批判も上がっています。
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