4月15日から福島第一原発で最重要作業が開始となりました。東京電力によると、4月15日朝から福島第一原発3号機で史上初となる使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業が始まったとのことです。
3号機の燃料プールには使用済み核燃料が514体、未使用の新燃料が52体保管され、合わせて566体の核燃料を開始することになります。東電は「2020年度中に作業を追える」としていますが、作業中に災害などのトラブルが発生すると、大規模な放射能漏れに繋がる恐れもあるところです。
既に初日の作業でトラブルが発生し、作業が一時中断となりました。3号機は大規模な爆発の影響で建屋の損傷も激しく、無事に最後まで耐えてくれるかは未知数だと言えるでしょう。
参照:東電 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し
http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/removal/unit3/index-j.html
原子炉建屋上部にある使用済燃料プールには、発電に使用された使用済燃料等が貯蔵されています。水素爆発を起こした3号機は、原子炉建屋上部のガレキ撤去等が完了し、2018年2月に燃料取り出し用カバーの設置が完了しました。その後、準備が整ったため、2019年4月から使用済燃料プールからの燃料取り出しを開始しました。
周辺環境のダストの濃度を監視しながら、安全第一で作業を進めてまいります。
福島第一原発3号機 核燃料の取り出し作業を中断 トラブルか
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190415/k10011884541000.html
東京電力福島第一原子力発電所3号機で15日朝から始まった使用済み燃料プールの核燃料を取り出す作業は、午後1時前、2本目の核燃料を取り出したあと、なんらかのトラブルが起き、作業は一時中断しているということです。東京電力が現在、詳しい状況を調べています。
福島第一原発3号機 燃料プールから核燃料の取り出し開始https://t.co/teUBCdFXvg#nhk_news#nhk_video pic.twitter.com/S5kYh5DiKO
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月15日
東京電力福島第一原発3号機で、使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しが15日午前8時50分に始まりました。566体の核燃料が冷却保管中です。東電は2年程度かけて、取り出しを終えたいとしています。建屋内は放射線量が高く、取り出しは遠隔操作で行われており、作業は難航が予想されます。 pic.twitter.com/PnRHGIVD2C
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年4月15日
2019年4月15日、事故後初めて、福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業を開始しました。
プール内には計566体の燃料集合体があり、2020年度中の取り出し完了を目指します。https://t.co/rTtOnjSaLJ pic.twitter.com/3hf1Vhur8j— 東京電力ホールディングス 株式会社 (@OfficialTEPCO) 2019年4月15日
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