東京オリンピックのボランティアについて、外国人の参加者から不満の声が飛び出ていると話題になっています。
話題になっているのはインドネシア在住の方がツイッターに投稿した現地の反応ツイートです。この方は知り合いのインドネシア人から聞いた話として、「全てが自己負担のボランティアなんてありえない」などと不満の声があると指摘。
東京オリンピックのボランティア応募で当選した方に向けて、組織委員会は「開催3週間前から現地入りしろ。滞在費等の手当は一切出さない。来れなくなるとまずいから今のうちに宿は抑えておけ」というようなメッセージを送っているようで、これが強い反発を招いているようです。
日本においても「ブラックボランティア」「戦時徴用」とネタにされていましたが、外国人からはそれ以上に厳しい声が飛び出ている可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに、ボランティアはあくまでも自発的な参加者(有志)を意味する言葉で、賃金が全く出ないような「無料奉仕」ではありません。
知り合いのインドネシア人の女の子が東京オリンピックのボランティアに応募して見事に選ばれた。でも「開催3週間前から現地入りしろ。滞在費等の手当は一切出さない。来れなくなるとまずいから今のうちに宿は抑えておけ」と言われ、全てが自己負担のボランティアなんてありえないとかなり失望してた。
— Takuma D Indonesia (@IndonesiaTakuma) 2019年7月19日
その子はAsianGamesっていう東南アジア版のオリンピックで、宣伝チームのリーダーをやってた子。その時は派遣社員に近い扱いで、ボランティアは全員有償協力だったし、それが世間一般的に普通とのこと。日本の「上のために下に無理させるスタイル」が、今度は世界中の人に向けて行われます。
— Takuma D Indonesia (@IndonesiaTakuma) 2019年7月19日
国連ボランティアは報酬は出る。
義勇兵(ボランティア兵)も報酬は基本的に出る。
ボランティアは本来、ある目的の為に集められた雇用という程度の意味であり、だから正規に集められた人材より安く雇えるというだけ。
ボランティアを無償と誤用し続けるのはそろそろ無理が来ているのではなかろうか。— Coenobita (@Coenobita) 2019年7月27日
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