*関西電力
関西電力の幹部らが原発立地のエリアの地元有力者から多額の金品を受け取っていた問題で、金品を受け取っていた社長を含む経営幹部6人の名前が明らかになりました。
NHKの記事によると、名前が分かったのは原子力事業本部長を務めていた豊松秀己元副社長や、高浜原発の元所長だった森中郁雄副社長と大塚茂樹常務らで、既に判明している会長や社長を合わせて計6人の名前が公開されたとのことです。
公開された人物は全員が原子力事業に関与しており、原子力事業の見返りとして多額の金品を受け取っていたと見られています。
関西電力は合わせて20人が福井県高浜町の元助役から総額3億2000万円にのぼる金品を受け取っていたと発表しており、まだ半分以上の名前は公開されていません。
また、先週に関西電力が行った記者会見で説明に矛盾点が見られ、八木誠会長は自らが受領した時期について、「2006~10年だった」とコメント。関西電力の説明だと、「八木会長を含む20人が11年2月~18年2月に約3億2千万円相当を受け取った」となっていることから、時期のズレでおかしいことになっています。
この点を含めて、関西電力は10月2日に改めて記者会見を行うと発表し、記者会見の内容に注目が集まっているところです。
関電幹部への金品問題 受け取った6人の名前判明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190930/k10012105711000.html
関西電力の20人が3億円を超える不透明な金品を受け取っていた問題。このうち会長、社長を含む経営幹部6人の名前が明らかになり、いずれも原子力事業に携わっていました。
関西電力は合わせて20人が関西電力の原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から総額3億2000万円にのぼる金品を受け取っていたことを明らかにしています。
関電会長の金品受領06~10年 説明に矛盾、再度会見へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00000129-kyodonews-soci
関西電力役員らが関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から金品を受領していた問題で、八木誠会長が28日、大阪府内で共同通信の取材に応じ、自らが受領した時期について、2006~10年だと明らかにした。
関電の元副社長、金品受領で釈明 「必死に返してきた」
https://www.asahi.com/articles/ASM9Z34FLM9ZPLFA001.html
関西電力の役員ら20人が高浜原発がある福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から計約3億2千万円分の金品を受け取っていた問題で、6月まで原子力事業本部長を務めた豊松秀己元副社長が30日朝、取材に応じた。森山氏は2009年から会うたびに金品を持ってきたとしたうえで、自身は「11年ごろから必死に返してきた」と語った。
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