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安倍首相の所信表明演説「65歳を超えて働きたい。8割の方がそう願っておられます」「年金の範囲拡大を」


10月4日に開幕した臨時国会で安倍晋三首相が所信表明演説を行いました。

今回の所信表明で安倍首相は高齢者を含めた1億総活躍社会を強調し、「65歳を超えて働きたい。8割の方がそう願っておられます」とコメント。

人生100年を前提とした社会福祉に見直すとした上で、「意欲ある高齢者の皆さんに七十歳までの就業機会を確保します。いつまでも健康でいられるよう、予防にも重点を置いた医療や介護の充実を進めます。同一労働同一賃金によって正規・非正規の壁がなくなる中で、厚生年金の適用範囲を拡大し、老後の安心を確保します」などと熱弁していました。

安倍政権は人生100年計画の中で、高齢者の就労可能年齢を引き上げるべきだと提言し、合わせて社会保障費の負担範囲や年金受給開始年齢の変更を提案しています。

また、所信表明の最後には戦前に日本がパリ講和会議で提案した「人種平等」についても、「世界中に欧米の植民地が広がっていた当時、日本の提案は、各国の強い反対にさらされました。しかし、決して怯(ひる)むことはなかった」「日本が掲げた大いなる理想は、世紀を超えて、今、国際人権規約をはじめ国際社会の基本原則となっています」と語っていました。

演説の途中でれいわ新選組の舩後靖彦さんにエールを送る場面もありましたが、基本的には安倍政権が目指している理念と政策を今まで通りに語っていたと言えるでしょう。
引き続き臨時国会でも高齢者の就労環境作りと社会保障の負担拡大、憲法改正の議論が進められる可能性が高く、今後の国会議論に注目したいところです。

 

第二百回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/1004shoshinhyomei.html

 一億総活躍社会の完成に向かって、多様な学び、多様な働き方、そして多様なライフスタイルに応じて安心できる社会保障制度。三つの改革に、安倍内閣は果敢に挑戦いたします。
 六十五歳を超えて働きたい。八割の方がそう願っておられます。高齢者の皆さんの雇用は、この六年間で、新たに二百五十万人増えました。その豊富な経験や知恵は、日本社会の大きな財産です。
 意欲ある高齢者の皆さんに七十歳までの就業機会を確保します。いつまでも健康でいられるよう、予防にも重点を置いた医療や介護の充実を進めます。同一労働同一賃金によって正規・非正規の壁がなくなる中で、厚生年金の適用範囲を拡大し、老後の安心を確保します。
 年金、医療、介護、労働など社会保障全般にわたって、人生百年時代を見据えた改革を果断に進めます。令和の時代にふさわしい、子どもからお年寄りまで全ての世代が安心できる社会保障制度を、大胆に構想してまいります。

憲法改正「しっかり議論、国民への責任果たす」=安倍首相・所信表明演説
https://jp.reuters.com/article/abe-constitution-speech-idJPKBN1WJ0FA

[東京 4日 ロイター] – 第200回国会(臨時国会)が4日召集され、安倍晋三首相は同日午後衆院で所信表明演説を行った。憲法改正に関連し、憲法審査会で議論することで「しっかりと議論していく。国民への責任を果たそうではないか」と呼びかけ、改正への強い意志を示した。今月実施された消費増税に関して、必要なら経済対策を講じる姿勢を改めて示した一方、教育無償化など全世代型社会保障改革を進めること強調し、増税に対する理解を求めた。

 

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