*自民党会合
先月に中国湖北省の武漢市が都市閉鎖となる直前に、約1700人の外国人が直行便で日本に入国していたことが分かりました。
報道記事によると、これは森雅子法相が国会で言及した情報で、武漢市と日本を繋いでいる直行便が1月20日~1月23日の間に運んだ外国人の数が約1700人だったとのことです。それとは別に1月20日から2月1日の間に、中国から入国した外国人の数は約34万1800人となり、かなりの数が日本に入っていたとしています。
日本政府が本格的に動き出したのが2月1日の指定感染症の施行日だったので、それまで入国は非常に緩かった可能性が高いです。
一方で、自民党の新型肺炎に関する対策本部会合では、「中国人の入国は拒否すべきだ」というような発言が相次ぎ、議論が紛糾したと報じられています。自民党内部からも今回の政府対応を甘いと批判する声があり、入国制限の強化を巡って賛否両論が飛び交っていたところです。
政府も今後の感染状況によっては入国制限を拡大するとしていますが、アメリカやオーストラリアのような国々と比べて、日本の対応は遅い印象が強いと言えるでしょう。
新型肺炎 自民「中国人入国拒否を」 対策本部、暴論相次ぐ
https://mainichi.jp/articles/20200201/ddm/041/040/134000c
自民党が31日、党本部で開いた新型肺炎の対策本部会合で、出席議員から「中国人の入国は拒否すべきだ」との趣旨の発言が出た。冷静な議論を促す声もあったが「パニック状態」(党幹部)で持論を展開する議員が後を絶たず、1時間予定の会議は2時間続いた。
武漢市閉鎖の23日まで4日間で1700人が日本に入国
https://www.sankei.com/politics/news/200203/plt2002030012-n1.html
森雅子法相は3日の衆院予算委員会で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が拡大した中国・武漢市から直行便で1月20日~23日に外国人約1700人が日本に入国したことを明らかにした。武漢市では23日に事実上、空港や道路が閉鎖された。
1月20日~2月1日に中国から直接入国した中国人数は約34万1800人だった。
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