アメリカのシンクタンクが新型コロナウイルスに関する驚きの報告書を発表しました。
この報告書を発表したのは「ブルッキングス研究所」で、報告書をまとめたのはオーストラリア国立大学教授のワーウィック・マッキビン氏らです。
報告書には新型コロナウイルスが世界に拡散された場合(パンデミック)の想定被害がまとめられており、最善のケースでも死者約1500万人、最悪のパターンだと約6800万人が死亡する恐れがあるとされていました。
日本においても新型コロナウイルスで死者は約57万人ほど発生すると推測され、感染の拡散が抑えられたとしても、12万人前後の死者は出るだろうとまとめています。
更に世界のGDP(国内総生産)は約254兆円から約954兆円ほど消える可能性があるとして、新型コロナウイルスの影響で世界の経済が大打撃を受けるとしていました。
その強さは100年ほど前に世界的な大流行となったスペイン風邪に匹敵する規模で、人や物の移動が効率化された現代社会のほうがダメージは大きくなるだろうと報告書の中で言及しています。
あくまでもパンデミック(感染爆発)が起きた場合の最悪の予測ですが、この報告書でも先進国の死亡率は1%以下に抑えられているのです。
WHOは致死率3.4%と報告していることから、現実はもっと厳しいケースになることも十分にあり得ると言え、新型コロナウイルスの危険性を実感することが出来る内容だと言えるでしょう。
米国ブルッキングス研究所が発表したCOVID-19がマクロ経済に与える影響推定レポート。
日本の感染による死亡者は、12〜57万人と推定している。https://t.co/kpg9QJifSg— フーガの作法 (@ntakkie) 2020年3月5日
Nothing like a good assumption.
The McKibben Fernando assessment of economic impact of COVID-19 in year 1 https://t.co/CgpvuhyEyN takes as its least impact scenario that 300,000 die in China, and then goes up to 13.5 million.
Current China deaths 2912.
— Conor King (@conorkingIRU) 2020年3月3日
New report from Brookings suggests that a low-level pandemic could shave 2 percentage points off U.S. GDP and lead to 236,000 deaths, compared to a normal flu season where 55,000 die https://t.co/9idPY08oZN
— Jordan Weissmann (@JHWeissmann) 2020年3月2日
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