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WHO事務局長側近が日本に警告!「日本の現状は手遅れに近い」「数十万人の死者も」「検査不足で医療崩壊」

WHO(世界保健機関)で)事務局長上級顧問を務める渋谷健司医師が日本メディアのインタビューに応じて、日本の現状についてコメントしました。

ダイヤモンド・オンラインによると、渋谷医師は緊急事態宣言の発令を含めた日本の行動が遅いと指摘した上で、「日本の現状は手遅れに近い。日本政府は都市封鎖(ロックダウン)は不要と言っていますが、それで80%の接触減は不可能です。死者も増えるでしょう。対策を強化しなければ、日本で数十万人の死者が出る可能性もあります」と発言し、日本はかなり厳しい状態だと言及。
日本政府がパニックを抑えようとして、「今までと変わりはない」とアピールしたことが逆効果になっている可能性があるとも触れ、自粛要請だけの対応で感染拡大を防げるとは思えないと語っていました。

更に日本のウイルス検査体制に関しても、「国は検査数を増やせば感染者が外来に殺到して医療崩壊が起こると言っていました。しかし、ここまでの流れは全くの逆です。検査をしなかったから、市中感染を見逃して、院内感染を招いているのです」と述べ、もっと早い段階からPCR検査を広げるべきだったと酷評しています。

 

「東京は手遅れに近い、検査抑制の限界を認めよ」WHO事務局長側近の医師が警鐘
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200409-00234205-diamond-soci

 ──緊急事態宣言の効果に疑問が残り、ロックダウンもしない日本では、感染拡大を止められないということでしょうか。

このままでは止められないでしょう。ロックダウンのような社会的隔離政策を取らなければ、感染拡大は止まりません。その先にあるのは、医療崩壊です。

──医療崩壊というのは、具体的にはどういう状態なのでしょうか。

定義はいろいろありますが、二つのことがいえます。一つは患者の急増で医療のキャパシティーを超えることです。検査反対派は検査をすることで患者が病院に殺到することを懸念していました。今後は検査をするかどうかを議論する前に、感染者が急激に増えて軽症も含めた患者が殺到し、重症患者を救えなくなるでしょう。

もう一つは、院内感染などで医療提供側が医療を行えなくなることです。院内感染で病院が閉鎖されると、救急も閉鎖され、新型コロナウイルス感染症以外での死亡者数が増えていきます。

実際には、後者の医療崩壊が多発していくでしょう。今、医療の現場からは悲鳴が上がっています。これは検査をしてこなかったことの弊害です。

 

 

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