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集団免疫作戦は失敗か スウェーデンで死亡率が跳ね上がる!中国や米国の2倍、外出制限無しの独自路線


いわゆる「集団免疫」の獲得について、疑問を投げ掛ける調査報告が相次いでいました。

北欧のスウェーデンでは集団免疫の獲得を目指すために、新型コロナウイルスの感染拡大後も外出制限や厳しい規制を行っていませんでしたが、先月頃から死者数が激増して情勢が変化しています。

ニューズウィークが報道した米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計調査だと、4月30日の時点でスウェーデンの死亡率は12%超となり、アメリカや中国の2倍に匹敵。特に高齢者の利用が多い介護施設などでの集団感染が目立ち、感染者の回復状況もかなり悪い数字が並んでいました。

スウェーデン公衆衛生局の疫学者は「我が国の死者のうち少なくとも半数は、高齢者施設の中で集団感染した人々だ。封鎖をすれば感染拡大を阻止できる、という考え方は理解しがたい」とコメントし、封鎖をしなくても感染拡大は阻止することが出来ると強調していましたが、その理論の根幹部分が揺らいでいます。

また、最新の研究調査だと新型コロナウイルスが突然変異するとの情報もあり、仮に今の新型コロナウイルスで集団免疫を獲得したとしても、その後にウイルスが変異するリスクがあることを考えておく必要があると言えるでしょう。

イギリスが集団免疫路線から封鎖路線に変更したように、集団免疫作戦はあまりにもリスクが大きく、身内が倒れるような状態で活動を維持できるのかという問題もあるところです。

 

「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93307_1.php

ロックダウンに頼らない独特の新型コロナウイルス対策で知られるスウェーデンで、感染者が増え続けている。しかも米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によれば、死亡率は4月30日時点で12%超。これは、感染者が1000人を超える国の中で6番目に高い割合で、現在の感染拡大の中心地で死者数も最多のアメリカ(約5.8%)、ウイルスの発生源とされる武漢市がある中国(約5.5%)と比べても2倍以上の高さだ。

Sunny Stockholm eyes herd immunity, but was Sweden’s relaxed coronavirus strategy worth it?
https://www.abc.net.au/news/2020-04-24/swedens-capital-nears-herd-immunity-relaxed-coronavirus-strategy/12177514

With a response focused on individuals taking personal responsibility for stopping the spread — as opposed to the Government enforcing a lot of special laws or regulations — Sweden has remained more or less open throughout the crisis.

People who can work from home are being encouraged to do so, nursing homes are not accepting visitors, and universities have moved to online learning.

Yet bars, restaurants and gyms have been able to continue operating, provided they follow Sweden’s relatively less strict physical-distancing measures, and schools have also kept their doors open.

 

 

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