新型コロナウイルスの治療薬として、抗ウイルス薬の「レムデシビル」が国内で初めて承認されました。
レムデシビルはアメリカの製薬会社「ギリアド・サイエンシズ」が開発した治療薬で、元々はエボラ出血熱の治療薬として使われている薬です。
アメリカの国立衛生研究所などがレムデシビルの効果を調査するために、患者1063人を対象に臨床試験を実施したところ、レムデシビルが投与された患者のほうが31%ほど早く治ったと報告されています。
レムデシビルが新型コロナウイルス抑制に一定の効果があるとして、アメリカでも先日に新型コロナウイルス治療薬としての活用が承認されました。
ただ、レムデシビルには強い副作用の報告があり、肝臓へのダメージを含め、かなり重い副作用の報告があったところです。アメリカ以外の国だとレムデシビルに疑問を投げ掛ける意見や研究調査も見られ、レムデシビルの評価は賛否両論となっています。
日本政府はレムデシビル以外にも新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」や寄生虫治療の「イベルメクチン」などの承認も視野に入れて、現在は作業を行っているところです。
新型コロナウイルス用の新たな治療薬やワクチンの開発には数年の歳月が必要だと言われているだけに、既存の治療薬の活用に期待感が高まっています。
新型コロナウイルスの治療に効果が期待されている「レムデシビル」について、厚生労働省は国内初の治療薬として承認しました。重症者の治療にあたる医療機関に優先して提供する方針です。
製薬企業関係者
日本でのレムデシビルですが、ギリアドが薬価収載を望まず当面は無償提供だそうです。なので薬剤費はなし、薬価は設定されず保険の扱い上は保険外併用(混合診療)
という感じだそうです— 上 昌広 (@KamiMasahiro) 2020年5月7日
【治験】
アビガンはP2→頑張れ
レムデシビルはP3終了→ 承認へP1→志願した健常成人を対象に安全性を検討
P2→軽度な少数例の患者を対象に用法容量を試す
P3→薬を必要とする患者を対象に
ランダム化や盲検化を採用し数百例以上の規模で試す治療薬候補&ワクチン↓保存版
https://t.co/wB3Mldp9yg pic.twitter.com/bPbS33heLJ— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) 2020年5月7日
#レムデシビル
もう一回言うけど、レムデシビル服用しても致死率は下がりません。
レムデシビル投与グループの致死率が14%、非投与グループが13%です。 pic.twitter.com/BBmtg7lSjA— eggman (@ne_da_ne_da) 2020年5月7日
安倍総理「レムデシビルについて日本でも速やかに承認手続きをする。またアビガンの臨床試験は着実に進んでおり、有効性が確認されれば医師の処方で使えるように今月中の薬事承認を目指したい」
ついに“重症6割・軽症9割に効果”のデータもあるアビガンが新型コロナの処方薬承認される目処がつきました pic.twitter.com/WJPrAmfsNF
— Dappi (@dappi2019) 2020年5月4日
迅速に承認するのは良いことと思いますが、このことは、長年に渡りがん患者さんにとっては、悲願のことであり、抗がん剤にも適用してほしい。命がかかっているのはがん患者さんも同じです。 https://t.co/oZm1X8i0qW
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) 2020年5月5日
厚労省が承認した新コロナウイルス感染症の治療薬レムデシビルは、当面日本への供給量が限られる見通しだそうです。感染者に文書で同意を得る事、腎機能や肝機能の検査を毎日行う事などが投与の条件で、最長で10日間投与するそうです。効果や服用方法が確認されるまで待った方が良さそうですね。
— bellbelo99 (@bellbelo99) 2020年5月7日
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