国際金融機関が秘密にしていた不正資金のマネーロンダリング(資金洗浄)を暴露した「フィンセン文書」が全世界で話題になっています。
フィンセン文書とはアメリカ財務省の金融犯罪取締ネットワーク(フィンセン)に寄せられた報告書類のことで、ドル建ての不審な取引は全てここに報告するように義務付けられているのです。
この文書が流出し、世界中のジャーナリストやメディアが文書の内容を精査。
判明しているだけでも2000件以上の電子ファイルがあり、中には大企業や東京オリンピック関連の取引履歴もあったと報じられています。
総額にして2兆ドル(200兆円)規模で、かつて無いほどのマネーロンダリングの暴露情報だとして大ニュースになっているところです。
日本のメディアが先日に報道した東京オリンピックの不正資金疑惑もフィンセン文書が情報源で、このような裏の取引や違法資金の動きがまとめて記載されています。
前にもパナマ文書が騒ぎになったことがありますが、あちらは税金逃れの租税回避行為でした。明確な違法行為とは線引きされていないため、内容の悪質さや危険度はフィンセン文書の方が遥かに上だと言えるでしょう。
例えば、現時点で分かっているだけでも、「ドイツ銀行が組織犯罪やテロ組織、違法薬物の密売人などの資金洗浄の温床になっていた」との報告書や、「アメリカのJPモルガンがFBIの指名手配犯の企業に10億ドル以上の資金を送金していた」などの情報がありました。
【解説】 フィンセン文書、何が分かり何が問題なのか
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-54230488
世界の大手金融機関が、総額2兆ドルもの不正資金のマネーロンダリング(資金洗浄)を野放しにしていたことが、米当局から流出した「フィンセン(FinCEN)文書」で明らかになった。
フィンセン文書ではこのほか、ロシアの富豪が制裁を逃れて西側諸国と取引をするために金融機関を利用していた実態も分かっている。
過去5年間で流出したさまざまな文書が明かした秘密取引や資金洗浄、金融犯罪について解説する。
#フィンセン文書#FinCENFiles
【大変だ/世界の大手金融機関が関与した秘密取引や資金洗浄や金融犯罪がリークされた!】
The FinCEN files: World's banks' dirty little secrets revealed in mass U… https://t.co/MqMei1Sh0r @YouTubeより— はなゆー (@hanayuu) September 21, 2020
NEW: Together with @buzzfeednews and 108 other media organizations we reveal the #FinCENFiles – our latest cross-border investigation.
Using super secretive bank documents and months of reporting, we expose how banks fail to stop dirty money flows. https://t.co/hBG1poGsho
— ICIJ (@ICIJorg) September 20, 2020
【フィンセン文書騒動】とりあえずメモ
・米国財務省の金融犯罪取り締まりネットワーク「フィンセン」の「SAR(不振取引報告書)」の2500以上のファイルによって
「世界の大手銀行・金融機関が、総額2兆ドルものマネロンをこれまで野放しにしていた事実」が暴かれた。
— 同志ハラショー (@russianbomba) September 22, 2020
フィンセン文書(前出BBC)
米JPモルガン は、オフショア企業の所有者を把握しないまま、ロンドンの口座への10億㌦以上の送金を認めていた。後にこの企業の所有者が、米連邦捜査局(FBI)の「10大重要指名手配犯」の1人だと判明した。— 滝田洋一(日本経済新聞) (@yoichitakita) September 21, 2020
フィンセン文書は、北朝鮮が米国の銀行を通じて資金をどのように洗浄しているかを示しています
Secret documents show how North Korea launders money through U.S. banks#FinCENFiles #フィンセン文書 https://t.co/wXjhvMz9cq
— Nakamura1972 (@Nakamura19722) September 21, 2020
プーチン大統領の親しい友人の一人がロンドンのバークレイズ銀行を使って資金洗浄を行い、制裁をかわした可能性があると、フィンセン文書は示唆している。
FinCEN Files: Sanctioned Putin associate ‘laundered millions’ through Barclays#FinCENFiles #フィンセン文書https://t.co/fbjKmHaPCD
— Nakamura1972 (@Nakamura19722) September 21, 2020
フィンセン文書で明らかになったこと(BBC)https://t.co/BR6VRlBRNm
イギリスの香港上海銀行(HSBC)は、自分たちが詐欺に利用されているという指摘を米捜査当局から受けた後も、世界中で数百万ドルもの不正資金の取引を看過していた。— 滝田洋一(日本経済新聞) (@yoichitakita) September 21, 2020
フィンセン文書で銀行株、死亡確認なのだ!! pic.twitter.com/Q25fgivPib
— ゆきママに乗っ取られたアライさん♀ (@pawhara_arai) September 21, 2020
しかし
もみあげさんも
あげられてましたが
フィンセン文書やばいですねー🥺これで金融セクターも
やばくなって
不動産セクターはまだまだ
下り途中ですし
ハイテクは売り材料に
使われてますし。。なかなか買いにくい状況😅
私はまだ不動産セクターの
長期回復狙い一択で
買い増し継続です😊👍— 東 奨一 (@morinokumao2) September 21, 2020
世界的銀行がマネロンを放置していたことがフィンセン文書流出で発覚、株価暴落を招いてしまう。 – https://t.co/tYrin2R0K0 pic.twitter.com/Lumgna3FkL
— 投資家あんてな (@tousi_antenna) September 21, 2020
めっちゃわかりやすいまとめやわ
・フィンセン(米財務省の金融犯罪取締)
・HSBCは詐欺関与を指摘された以降も数百万ドルもの不正資金の取引を看過
・JPMは顧客を知らぬまま10億ドル以上送金、後に10大重要指名手配犯と判明
などなど。HSBCは-6%で25年来安値を付けてるhttps://t.co/kpMBACptzF
— Jぴ (@krkfin123) September 21, 2020
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