12月1日は新型コロナウイルス関連の死者数が過去最多の33人となりました。
重症者数も先日に過去最多を更新しており、感染者数と重症者数、死者数の3つで第一波を超える規模になったと言えます。
このような異常事態に医療機関の負担も限界寸前で、新型コロナウイルス対策ダッシュボードのまとめだと、大阪府で病床使用率が141%に到達。愛知県も81.0%と高く、日本全体の数字で41.2%まで上昇していました。
大阪府では新型コロナウイルスの専門病棟や病床が作られていますが、こちらは医師の人手不足から運営が出来ていないと報じられています。
医療機関からも悲鳴のような声が相次ぎ、厳しい労働環境や経営難からのボーナス削減が合わさって、離職する人が続出。
人手不足がさらに深刻化し、あらゆる面で医療崩壊寸前となっているのが実情です。
このまま冬本番に感染者数がもっと増えた場合、いわゆる命の選別(トリアージ)を全国規模で実施する可能性もあり、医療機関を利用している全ての国民に大きな影響を及ぼすことになるかもしれません。
COVID-19 Japan
https://www.stopcovid19.jp/
SNS悲鳴 離職者も…逼迫する医療現場にサポートは
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ad1a8ea6592a2557d3ba9cb14dac5deb1989d19
新型コロナウイルスの重症者の数が増え続ける中、東京都は、重症病床として、ICU(集中治療室)を確保する目標を150床から200床に引き上げるが、医療体制がひっ迫する厳しい状況は続く見通し。
東京都 重症病床数150から200に要請 病床ひっ迫も“人材確保の壁”
https://www.fnn.jp/articles/-/113866
いち早く感染者が急増した北海道の旭川赤十字病院では、24あるコロナ専用病床のうち、すでに20床が埋まっています。
旭川赤十字病院・牧野憲一院長:「あと4床あるじゃないかと思われるかもしれませんけども、マンパワーを考えると、現在のところが限界かなと。寝たきりの方もいらっしゃるということで、医療に加えて介護という問題も起こってしまいまして、それで大変、患者さんに手がかかって1人の患者さんに2人から3人ついて、色んな措置をしなくてはいけない」
新型コロナウイルスに感染した人の死亡の発表が1日、全国で合わせて33人とこれまでで最も多かった31人を上回り、過去最多となりました。
関連過去記事
悲惨な医療現場に逃げ出す看護師ら 「逃げ出している」「スタッフの使命感であぐらをかいた上が悪い」「まさに医療崩壊中」
https://johosokuhou.com/2020/11/30/40784/
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