厚生労働省や国立感染症研究所が発表した今年のインフルエンザ発生状況は11月23日~29日の感染者数で46件。
8月31日~11月29日の13週間でも263人となり、前年度比で1%以下の極めて少ない数値となっています。
インフルエンザの検査数には大きな変化が無いことから、新型コロナウイルスと誤認識したケースはほぼ無いと見られ、新型コロナウイルス対策の生活習慣がインフルエンザ激減に繋がった可能性が高いです。
世界的にも日本と同じようにインフルエンザが激減しており、2020年はインフルエンザの発生件数が過去最低となりました。
東京都医師会の長尾会長も言っていましたが、それだけ新型コロナウイルスの感染力が格段に強いことを示している数字でもあると見られ、単純計算で新型コロナウイルスの感染力はインフルエンザの100倍とも言われているのです。
一方で、インフルエンザのような感染症を撲滅することが出来る可能性を示した数字でもあり、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が起きなかったのは不幸中の幸いで、これからの感染症予防対策の重要な知見になると思われます。
厚生労働省 インフルエンザ発生状況
https://www.mhlw.go.jp/content/000701414.pdf
新型コロナ対策で行われている取り組みは、考えてみれば当然ですが、インフルエンザ対策としても有効です。また、コロナ感染拡大の影響で、国を超えた移動が大幅に減ったことも感染の防止に役立っていそうです。
この冬の日本、そしていちはやく冬を迎えた南半球の国々の状況は、「社会の多くの人が同時に感染症の対策をとると、その効果は驚くほどてきめんに現れる」という可能性を示しています。
厚生労働省が公表している全国のインフルエンザ患者数によると、今年8月31日〜11月29日の患者数は263人で、昨年同時期に比べて99.7%減少しています。
インフルエンザ患者が激減している理由について、感染症に詳しい横浜相原病院の吉田勝明院長に伺いました。https://t.co/LmgkK7wl3g pic.twitter.com/izgGFfpDPr— ウェザーニュース (@wni_jp) December 4, 2020
今、みんなでやってるのは、インフルエンザが2桁に減るほどの感染対策ってことなんだな。そこまでやってるのに4桁も発生してる新型コロナの感染力の凄まじさよ… https://t.co/J8xlM6GF1S
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) December 5, 2020
なぜインフルで起きない医療崩壊が新型コロナでは起こりうるかに答える数字
インフルエンザ
19/20シーズン 994331人(定点観測)
人工呼吸器 461人新型コロナ
本年累計 152827人
人工呼吸器 1915人(学会把握例)
インフルと仮に患者数が同じなら12459人違いは明らか
— 大津秀一🍀早期からの緩和ケア医師🍀院長🍀緩和ケア外来クリニック🍀オンライン相談全国対応 (@shuichiotsu) December 5, 2020
それを言うなら昨シーズンもインフルは非常に少なかった。そのかわり昨年の12月頃、熱と咳にもかかわらず、インフル陰性マイコも陰性という「変な肺炎・気管支炎」が非常に多かった。同じ違和感を共有できる臨床医は少なくないはず。あれもしや、COVID-19だったかも知れない。https://t.co/for5lpmufj
— 木村知 (@kimuratomo) December 4, 2020
今年のインフルエンザの報告数ケタ違いで草 pic.twitter.com/DU8tn5k7r6
— 青ミケラジェンロ2歳 (@mkmk1117_) December 5, 2020
コロ対がインフルにも効いてそうなのはわかるけど、ここまで対策をしても新コロが増え続けるのがヤバいともとれそう。 https://t.co/xzDML7T3Ad
— れん (@mikan_ohara) December 5, 2020
【朗報】インフルエンザさん、99.7%減
これで日本国民は感染症対策をしていないとか、気の緩みがーっていう政治家やワイドショーのコメンテーターは何も見えてないんでしょうねぇ https://t.co/a0103twS28
— くすり屋の良佳さん【公式】コミティア S13a→コミトレ (@ryouka_ph) December 4, 2020
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