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東京都「都内で市中感染が拡大している」「年代や場所に関係なく、何処でも感染する状況」「1日1100人を超える恐れ」


*東京都
12月17日に東京都で過去最多となる822人の感染者が確認されましたが、これについて東京都の担当者が事実上の市中感染状態になっていると認めました。

記者会見で東京都の大曲貴夫氏(国立国際医療研究センター・国際感染症センター長)は「これだけ感染が広がって、日常生活で感染するリスクが高まっています」「新規の陽性者数は週あたり3300人を超えています。これはこれまで経験したことがない高い数値で、色々な感染経路でクラスターが発生しておりまして、通常の医療が圧迫されている深刻な事態が起きています」と述べ、もはや何処で感染しても不思議ではないと強調。

感染経路が絞れないほどに各地で多発しているとして、日常生活で感染するリスクが高まっていることから、連鎖的に医療機関や福祉施設で感染が広がっていると言及していました。
感染者の年代や居住地域にも偏りが見られなくなっており、このまま増え続けると1日1100人を超えるのも時間の問題だと分析されています。

また、東京都は新型コロナウイルス関連死の調査結果を発表し、7月1日から12月8日まで亡くなった198人の内、約8%に匹敵する15人が無症状状態だったと報告。
診断から死亡までの平均日数は約15日と短く、無症状でも新型コロナウイルスは極めて危険であることを示しているデータとなっています。

 

都内の感染者急増、「市中感染で年代や地域に偏りなくなった」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201217-OYT1T50280/

東京都内の新規感染者が急激に増えたことについて、都の担当者は、検査件数が1日1万件以上に増加していることに加え、「市中感染が広がり、感染者の年代や居住地域に偏りがなくなっているのが要因」とみる。軽症や無症状の人が家庭や職場で感染を広げ、さらに医療機関や福祉施設にも感染が連鎖するケースが相次いでいるという。

東京都が衝撃の調査結果 無症状から急転「コロナ死10人に1人」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fee0978d394de58a185af4a9bcbddbe12d422a2

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)は言う。

「死亡症例の公開は極めて重要です。調査結果からは、改めて無症状や軽症でも急変して死に至る新型コロナの恐ろしさを再認識しました。診断時に無症状だった15人は、病院で亡くなっているようなので、必要な治療をされた上で亡くなったのでしょう。ただ、今後、感染者が増え続け、さらに病床が逼迫していくと、高齢者であっても無症状者は入院が後回しになったり、できなかったりするケースも十分考えられます。その場合、無症状者は適時・適切な治療を受けられず、救えた命を失ってしまう事態にもなりかねません」

都は「死亡者のうち、診断時に無症状者が約8%いるのは決して見過ごせない数値と認識しています。無症状だから大丈夫だと思わずに、早期に治療を受けてほしい」(感染症対策課の担当者)と呼び掛けている。

万全の医療提供体制には、病床だけでなく、医療スタッフの確保も必要。都は無症状者でも早期治療を受けられる体制を築けるのだろうか。

 

 

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