大手化粧品会社「DHC」の吉田嘉明会長が差別的なコメントを投稿した問題が海外メディアにも取り上げられました。
イギリスの大手メディアBBCは「日本の大手化粧品会社の最高経営責任者が韓国人に対して蔑称的な用語を使用した」と報道し、背景には長年続いている日本と韓国の対立問題があるとして、日韓の歴史や最近に話題となった「Nike」のCM問題も掲載。
AFP通信の記事でも方向性は同じで、日本において特定の人種への偏見や差別意識が残っているとまとめていました。
DHCの吉田会長がこのような発言を行ったのは一度だけではなく、過去にも複数の問題発言があり、いわゆる右派や保守系の言論人が高く評価して支持者らが集まるという構図になっています。
単純な差別意識とは別にある種の愛国ビジネス的な流れがある状態で、DHC会長の発言も本心から言っているのかやや疑問があるところです。
昔から続いている日韓の対立問題に愛国ビジネスが組み合わさって複雑化しているのが実態だと言え、本心から出た差別なのかどうかも含め、改めて日本国内でちゃんと議論する必要があると思われます。
DHCの吉田嘉明氏は、同社のウェブサイトのメッセージで、健康補助食品部門でDHCと競合する大手飲料メーカーであるライバルのサントリーを攻撃したとコメントした。
「どういうわけか、サントリーのコマーシャルに採用されたモデルはほとんど韓国人と日本人です。そのため、インターネット上で「コントリー」として嘲笑されているようです」と彼は書いています。
Backlash over Japan cosmetics boss ‘racist’ comments
https://www.bbc.com/news/business-55345080
サントリーは主に飲料を製造していますが、健康補助食品部門でDHCと競合しています。
「どういうわけか、サントリーのコマーシャルに採用されたモデルはほとんど韓国人と日本人です。そのため、インターネット上で「コントリー」として嘲笑されているようです」と吉田氏は書いています。
彼はまた、比較すると、DHCの従業員はすべて「純粋な日本人」であると書いた。
DHCは「世界最大の日本生まれの美容ブランド」と自称しています。
化粧品大手「DHC」が公式オンラインショップのサイトに在日コリアンに対する差別的な表現を用いた文章を掲載した問題は、海外メディアによって次々と報道されている。
複数のメディアが、スポーツ用品大手「NIKE」が日本の差別などを取り上げたCMを公開したところ、一部のネットユーザーから批判が寄せられた騒動に言及。フランスのAFP通信は「日本はいまだにかなり同質的な国で、様々な人種のルーツを持つ人しばしば偏見に直面する」としている。
DHCって大学翻訳センターの略だって知ってた?サプリで荒稼ぎした成金さんの言うことは違うわー。ちゃんと謝ったのかな?海外でも記事になってますよー。https://t.co/jAI0ZZzroa
— Francis-Max-et-Cub (@Francis_max) December 18, 2020
BBCは、DHC吉田嘉明会長による差別問題を、NIKEのCMに対する反発と合わせ日本の問題として書いている。日本はデリケートな問題を議論することに慣れていない国だとも。
Backlash over Japan cosmetics boss ‘racist’ commentshttps://t.co/Bq6ml6LCw2— yuri (@syoyuri) December 17, 2020
日本の化粧品会社(DHC)の会長が差別発言をし反発を招いたニュースをBBCが報じています…
“Backlash over Japan cosmetics boss ‘racist’ comments”https://t.co/2aUHzTDxe4
— さかいとしゆき (Sakai Toshiyuki) (@SakaiToshiyuki0) December 18, 2020
普段から「純日本人」だの「日本の誇り」だの「世界の中で輝く日本」とか言ってる人種差別主義者こそ国際社会で日本を貶め名誉を傷つけ信用を落とす張本人の元凶であるという典型例。クソヘイト企業がまた日本の評判を落とす。潰れっちまえ、アーメン。https://t.co/9sLmJMxQoa
— ono hiroshi (@hiroshimilano) December 18, 2020
>日本は人種などのデリケートな問題について公然と議論することに慣れておらず(日本語訳)
いやん恥ずかちい(/ω\*)Backlash over Japan cosmetics boss ‘racist’ comments https://t.co/68EwaQiHJW
— k-kass (@hebohunter) December 17, 2020
Backlash over Japan cosmetics boss ‘racist’ comments – BBC News
DHCの件をBBCが報じている。NikeのCMのバックラッシュについても書いてある。 https://t.co/eQoQZv6hz2
— ゲチ🥔 (@shigechiko) December 18, 2020
ハフポ★「日本は同質的な国」DHC差別騒動、海外メディアが次々報道。 https://t.co/81y8LkaYU3 国際化でしか日本経済は立ちゆかないのは説明不要だが、未だに、というよりここ数年、この種レイシズムは増え、いよいよ日本社会はガラパゴス化。全ては日本近代史の跛行にある。地道に日韓友好でいこう。
— 裕次郎 (@Yuh_artisan) December 18, 2020
DHCの問題は、単に「差別を拡散する企業が実在している」というだけの話ではない。そういう企業がテレビで番組を持ち、CMを打ち、有名タレントを起用し、コンビニに棚を確保し、新聞に広告を掲載することを許しているこの国の現状こそが問題だと思う。カネさえ払えば何をやってもいいのか、という。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) December 16, 2020
みなさんご存知ですか?
DHCテレビはデマと差別を拡散する「虎ノ門ニュース」の制作会社。海外ルーツのある人々の尊厳を傷つけるレイシストを多数出演させています。
たまたま口が滑ったのではなく、DHCとはそういう企業なのです。#コンビニはDHC商品を置くな#差別企業DHCの商品は買いません pic.twitter.com/9TolXUShLr
— PCR結果待ちの chocolat. (@chocolat_psyder) December 16, 2020
NIKEのCMに対して「日本に差別なんてない!」と怒り狂ってた人々に「ほら、こうして差別主義者はいるよ、と身をもって残念な事実を知らしめていくDHCのアグレッシブさよ。 pic.twitter.com/RhrNZ5GVIE
— 乙武 洋匡@小説『ヒゲとナプキン』発売中 (@h_ototake) December 16, 2020
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