*福島第一原発
2月の福島沖地震から原子炉格納容器の水位が低下している福島第一原発で、東京電力が今月下旬から注水量を増加させると表明しました。
福島第一原発の1号機と3号機では2月中旬頃から水位低下が続いており、3月に入っても減少傾向が継続しています。
一時的に増加したり、水位低下が弱くなることもありましたが、基本的には2月から減少傾向に入っていることは変わっていません。
この事態を受けて東電は今月下旬から1号機への注水量を増やすとして、現在の毎時3トンの水量を4トンに増量するとしていました。これで水位が元に戻るかどうかを調べる方針で、合わせて水漏れの原因を特定するとしています。
一方で、3月20日に宮城沖でマグニチュード7.2の強い地震が発生したこともあり、さらなる被害の拡大や水位低下の発生が懸念されているところです。
3月20日19時の報告だと、「大きな異常は無し」となっていますが、原子炉格納容器の水位低下が表面化したのも地震から数日後だったわけで、しばらくは油断ができない状況が続くと思われます。
月内に注水増量へ 水位低下の1号機格納容器―福島第1原発
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031801241&g=soc
2月の福島県沖地震後に東京電力福島第1原発1号機と3号機で原子炉格納容器内の水位が低下したことをめぐり、東電は18日、1号機への注水量を今月下旬から増やす方針を示した。1週間から10日程度、現在の毎時3トンから同4トンに増量し、水位が元に戻るかを調べる。
各地の原子力関連施設 異常なし
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210320/k10012926251000.html
各地の原子力関連施設の状況です。
原子力規制庁によりますと、宮城県石巻市と女川町にある女川原子力発電所は運転を停止していて、午後6時40分現在、地震による異常はないということです。
宮城県石巻市は震度5強の揺れを、女川町は震度4の揺れをそれぞれ観測していました。
2月に起きた最大震度6強の地震では、福島第一原発の地震計が4カ月以上前に撤去されていたことが判明。東電のずさんな体制が浮き彫りになりました。この日も宮城県で震度5強の地震が発生。異状は無いとのことですが、安全性は確保できるのでしょうか?#地震 #原発 https://t.co/snT1iFS0j0
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) March 20, 2021
福島第一原子力発電所は午後6時40分現在、新たな異常の報告は入っていないとしています。
各地の原発の情報はこちらでまとめています
↓https://t.co/99pRGd0ICf— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) March 20, 2021
東電からのメール20:23
【東電HDからの連絡】2021年3月20日地震情報
(福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所関連)発電所周辺は震度5弱。
けど45ガル以上は無いので、区分IIのパトロールかな、
両発電所にてパトロール実施中とのこと。今のところパラメータに異常は無いようです pic.twitter.com/YG9Swyaf9O
— おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。 (@makomelo) March 20, 2021
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