文部科学省が行ったSNS用の宣伝プロジェクト「#教師のバトン」が大炎上しています。
このプロジェクトは教師の魅力を伝えるとして文科省が始めたSNS宣伝で、ハッシュタグの「教師のバトン」を付けて、現役の教師らにやりがいなどをツイッターに投稿するように呼び掛けました。
しかしながら、教師の魅力を伝えようとした文科省の狙いとは真逆に、現役の教師からは「今日も家族と過ごせない日々」「残業代無しで100時間以上も残業」「プライベートな時間を削ってテスト準備」などと悲痛な声が殺到。
労働環境や待遇の改善を求める声が大多数となり、遂に文科省の総合教育政策局・義本博司局長が教師の働き方改革に努めていくと言及することになりました。
現役の教師からは部活動のような授業とは関係のない部分で長時間労働や負担が大きいとする声が多く、授業以外の不必要な活動の削減を求める意見が目立っています。
今まで教師の負担が増える一方で、負担軽減や働き方改革は放置状態が続いていたこともあって、文科省の呼び掛けをキッカケにして教師らの不満が爆発した形です。
“教師のバトン” 想定超える悲痛な声
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012963621000.html
文部科学省が教員を目指す若者たちに仕事の魅力を伝えるため、教員たちにSNSでの発信を呼びかけた「#教師のバトン」プロジェクトをめぐって、当初の想定を超えて過酷な勤務環境を訴える声が相次ぐ中、担当者が8日、改めて取り組みの趣旨を説明しました。
#教師のバトン
文科省の公式アカウントが「良い教師ほど勉強するし、プライベートな時間を削ってでも授業づくりの準備をする」という言葉をリツイートしているの見て強く決意したね。明日の授業の準備できてなくても絶対に帰るわ。今年一番腹立ったわ。マジで胸くそ悪い。— ハナメガネ(自分にできることを) (@V6zgN9mvifif6Ob) April 3, 2021
今日の天声人語。
「手渡されたのはむしろ文科省のほうだ」#教師のバトン pic.twitter.com/Du3p4NIiCd— ♦️驚異のクイーン (@kyouiqueen) April 9, 2021
#教師のバトン
富山県教職員組合では、学校の働き方が改革において実効性が期待できる8つのアクションを提言しています。
名づけて「先生に元気をチャージ!プロジェクト」
皆さんのご意見をいただきながら、全国版へと進化させていけたらうれしいです! pic.twitter.com/EKHyglx1nn— 能澤英樹 (@2748FGpxhVyZOjA) April 6, 2021
びっくりしたんです❗️19年間続けた小学校教員を辞めたら、7時半に我が子達と夕飯が食べられたんです😍とんかつ揚げても7時半にいただきますができたんです〜💕教員辞めたら、息子と娘がめちゃくちゃ嬉しそうなんです❣️❣️つまり、そういう仕事です。#教師のバトン
— かえる先生 (@uekin1208) April 5, 2021
#教師のバトン
2年目の春、初めて月の超過労働時間が100時間を超えた。
教員は残業代が出ない代わりに、給料の4%が上乗せされるそうで…。
計算してみた。8000円だった。
あれ!超過勤務中は時給80円か😊
笑い話にできてよかったです。教員のよさを後輩にもどんどん伝えていきます!
— ぽけぽけ (@PKnock02) April 6, 2021
アメリカから来たALTが、試験を手採点してる私達を見て、愕然としてた。日本てテクノロジーがもっと発達した国だと思ってた、めちゃくちゃアナログじゃん!って。
アメリカは、試験の時、みんなパソコン室で試験受けて、採点も一瞬で終わるって。
採点があほらしくなったよ。
— アヌシー (@PA5VPHOdVyqYctA) April 4, 2021
#教師のバトン
出勤 7時
退勤 21時
基本的に休憩なしです。
小学校勤務、初任者で1年目、まだ4日目でこの状況です。もう限界です。
助けてください。— ゆううつ君@初任者 (@jtaigadlyuie) April 6, 2021
#教師のバトン 私は同僚として働いていた教員が在職中に3人、急逝したし、それ以外に2人、自死された。腹が立ったのでもう一度タグを使う。教員の勤務は長いだけでなく緊迫の連続なのだ。
— Mami Tanaka (@mami_tanaka) April 4, 2021
働き方改革するのに、とりあえずでいいですから、始業式を3日遅らせてくれませんかね。それだけで新卒、新採、移動一年目、教務は救われるんです。#教師のバトン
— 岡山@教員 (@okaTandS) April 2, 2021
文科省はつい最近まで、教員の勤務時間すら把握してなかったんだよ。
教員の残業なんて存在していない。勝手に残ってるだけ。嫌なら辞めたら?代わりはいくらでもいるから。
で、教員不足で担任不在の学級ばかりになりました、とさ。
おしまい#教師のバトン
— サボさん (@kyouiku_mondai) April 7, 2021
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