復興庁が発表したゆるキャラ「トリチウム」について、共産党の山添拓参院議員が質問を行ったところ、電通が作ったものであることが分かりました。
これは4月14日の参議院資源エネルギー調査会で行われた質疑で、政府側は電通に3億700万円で発注したと答弁。
今回の宣伝資料や映像に使われた費用は非公開情報として、詳細な金額の内訳には言及しませんでした。
このゆるキャラ「トリチウム」は福島第一原発の海洋放出に合わせて作られたもので、トリチウムの安全性や海洋放出の正当性をアピールするとしています。
ただ、公開後に批判が噴出したことで政府は方針を変更し、問題の資料やチラシなどを訂正する方向で検討していると時事通信社が報道していました。
ネット上でも税金の無駄遣いとして批判が高まっており、誰がどのような形で依頼したのかを巡って物議を醸しているところです。
原発処理水の説明資料修正へ 「ゆるキャラ化」で批判―復興庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021041401035&g=eco
復興庁の角野然生統括官は14日の参院資源エネルギー調査会で、東京電力福島第1原発から出る処理水の安全性をPRする同庁のチラシと動画で、放射性物質トリチウムを「ゆるキャラ化」した表現があるとの批判が出ていることを受け、修正を検討する考えを示した。共産党の山添拓氏への答弁。
【悲報】ゆるキャラは電通に3億700万円で電通に発注されていた
(2021.4.14山添拓参院議員質問) pic.twitter.com/lYIHdDuKP0— EMIL (@emil418) April 14, 2021
福一汚染水海洋放出について質問③トリチウムがゆるキャラのように登場する復興庁の広報は、トリチウムが安全かのように意図的に誤解させるもの。復興のために努力を重ねてきた関係者のみなさんはどんな思いでご覧になるのか。広報予算が倍増していること、この広報が電通に発注されたことも明らかに。 pic.twitter.com/KEIWNqxoPJ
— 山添 拓 事務所 (@yamazoejimusyo) April 14, 2021
復興庁のトリチウムゆるキャラ。
「角野統括官は『幅広い国民が関心を持ち、正しい情報を知ってもらうため、イラストを用いた』と釈明した上で、『適切に見直しをすることが大変重要』と述べた。作成費用が数百万円であることも明らかにした」
発注先は電通との答弁も。https://t.co/oxdxSdnsL5— 山添 拓 (@pioneertaku84) April 14, 2021
アベノマスクは佐伯首相秘書官が「布マスクで国民の不安はパッと消えますよ」と安倍に進言したのがきっかけだそうですが、今回のゆるキャラPRを発案した人物もぜひ知りたいものです。
「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PRhttps://t.co/w6uqg6igBn
— 天瀬ひみか Speak (@amasehimika147) April 13, 2021
トリチウムゆるキャラの件は電通案件らしいけど、ゆるキャラで何とかしよーって発想がもうドぎつい加齢臭を放ってるし、それに気付かない人間の集団という終わってる感もやばい。ゆるキャラの時代を作ったひこにゃんの登場は2006年、くまモンで2010年だよ…
— しろやま (@shisoyama) April 14, 2021
【トリチウムのゆるキャラ】
原子力災害復興班によれば、福島県の復興の現状などを伝える「メディアミックス事業」の一環として作成した。事業は電通に約3億円で委託した。
前述のキャラクター関連の費用については「企業情報なので詳細には申し上げられない」。 https://t.co/5wh1LdmqnK
— はなゆー1984 (@hanayuu) April 14, 2021
関連過去記事
政府のゆるキャラ「トリチウムちゃん」に批判殺到!復興庁が福島原発の海洋放出に合わせてアピール
https://johosokuhou.com/2021/04/14/46220/
いいね!しよう