*自衛隊
静岡県の記録的な豪雨災害で、土石流が発生した熱海市における救助作業が難航しています。
7月4日の時点で救助に成功したのは10人となっており、それとは別で約20人が安否不明だと発表されていました。
被害を受けた家屋は約80棟で、消防や警察、自衛隊が約700人体制で伊豆山地区の救助作業を続けています。
この土石流は隣国の台湾でも大きく報道され、蔡英文総統からツイッターを通して、「日本静岡県熱海地区で豪雨による土石流などの被害を受けた方々に心からお見舞いを申し上げます。日本の必要な援助を何時でも提供できるように私たちは用意しています」とのお見舞いのメッセージが日本に送られていました。
ここまで規模の大きな土石流は世界的にも珍しく、気象庁は引き続き地盤が緩んでいる状態が続いているとして、当面は周辺で警戒を強化するように促しています。
最新の天気予報によると、7月4日も神奈川県や静岡県の雨は続く見通しで、二次災害を含めてまだ油断ができない状況になりそうです。
熱海被害は約80棟 なお20人不明、救助10人とは別
https://www.asahi.com/articles/ASP742VHMP74UTIL006.html?ref=tw_asahi
静岡県熱海市の土石流被害で、斉藤栄市長は4日朝の災害対策本部の会議後、伊豆山地区で被害にあった建物が約80棟と推計されると明らかにした。亡くなった人は女性2人で、なお約20人が行方不明だという。行方不明者とは別に、3日夜に救助された人は男性6人、女性4人の計10人いたという。
静岡や神奈川 きょうも断続的に雨 少量でも土砂災害のおそれ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210704/k10013118641000.html
梅雨前線の活動が活発になった影響で、静岡県や関東南部を中心に記録的な大雨となりました。土石流が発生した熱海市など静岡県ではこれまでの雨で地盤が緩み少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。一方、5日にかけては西日本から東日本の日本海側を中心に大雨となるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水や氾濫に警戒してください。
日本静岡県熱海地区で豪雨による土石流などの被害を受けた方々に心からお見舞いを申し上げます。日本の必要な援助を何時でも提供できるように私たちは用意しています。
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) July 3, 2021
#第34普通科連隊 は7月3日、静岡県熱海市で発生した大雨による土砂災害に伴い、現地で災害派遣活動を実施中です。
写真は、周辺住民の安否確認、避難誘導の様子です。#板妻駐屯地 #34普連 pic.twitter.com/JdiF5KTC7J— 陸上自衛隊 板妻駐屯地【公式】 (@JGSDF_ITAZUMA) July 3, 2021
7月3日午前、静岡県熱海市内の住宅地域において土石流が発生。同日1230に陸自第34普通科連隊長(板妻)は静岡県知事からの災害派遣要請を受理。陸自第34普通科連隊を主力とする約200名の隊員を順次派遣し、これまでに4名を救助しました。引き続き、行方不明者の捜索を継続しております。 pic.twitter.com/Dlojia27Vw
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) July 3, 2021
【静岡や神奈川など強雨の可能性】
これまでの大雨の影響で、静岡県や神奈川県、千葉県の地中には大量の水分が含まれています。4日(日)はここ数日のような激しい雨にはならないものの、土砂災害の危険度が高まっているため、少しの雨でも新たな災害発生に警戒が必要です。https://t.co/Y9uqG9IzRC pic.twitter.com/rwf3MuK2dj— ウェザーニュース (@wni_jp) July 3, 2021
第1航空団は、静岡県熱海市で発生した大雨による土砂災害に対し災害派遣活動に出発しました。 pic.twitter.com/iYC757O1Hk
— 航空自衛隊 浜松基地 (@JASDFhamamatsu) July 3, 2021
静岡県熱海市には、災害救助法が適用されています。
避難されている方々への
暖かい食事、プライバシー確保の間仕切り、ダンボールベッド、移動式の洋式トイレ、ホテルや旅館の活用、避難所や避難生活での「ジェンダーの視点」にたった取り組みなどできます。少しでも避難環境がよくなるように。 pic.twitter.com/VhtUXDnW7Z
— もとむら伸子(本村伸子) (@motomura_nobuko) July 3, 2021
静岡県では水害に厳重に警戒をお願いします。これまでの記録的な大雨によって土砂災害の危険度の高い状態が継続しており、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。さらに、5日昼過ぎにかけて雷を伴って激しい雨の降る所がある見込みです。避難情報に従って安全確保をお願いします。 pic.twitter.com/CB00bqdeTi
— 荒木健太郎 (@arakencloud) July 4, 2021
大雨時、太陽光パネルそのものは無傷でも、周縁部の地盤が崩れた事例。地盤の専門家によると、発電所工事車両が地盤を踏み固め、そのせいで雨水や地下水が地表や地中に溜まる→逃げ場を失った水は大雨時、圧力が高まり突然地盤を決壊させるとのこと。①静岡県函南町、②奈良市下狭川、③千葉県匝瑳市 pic.twitter.com/CZvpktrYh1
— 鈎 裕之 (@ELECTRICDADDY) July 3, 2021
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