新型コロナウイルスの感染者について、東京都は10歳未満の女児で重症化を確認したと発表しました。
都内で10歳未満の重症者が確認されるのは初で、基礎疾患などは無かったと報告されています。
ここ最近の傾向としては、高齢者よりも若者や中高年世代で感染者が増えており、高齢者の比率は減少。5月の段階打では新規感染者の11%が65歳以上の高齢者でしたが、6月27日の時点でそれが5.4%まで減っています。
これはワクチン接種の効果に加えて、若者に対しても強い感染力を持っているデルタ変異株(インド型)の影響が大きいと思われ、今の状況で感染拡大が続くと、若者の重症化事例は増えることになりそうです。
ヨーロッパやインドでもデルタ変異株の驚異的な感染力は問題視され、アメリカの専門家からは「デルタ変異株が最大の脅威になる」というような見解も出ています。
東京都 新型コロナウイルス速報
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2244.files/2244.pdf
都内で初めて10歳未満の重症者、基礎疾患ない女児…国内で1506人感染確認
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210712-OYT1T50161/
国内の新型コロナウイルス感染者は12日、41都道府県と空港検疫などで1506人が確認された。死者は3人で、重症者は432人だった。
東京都では、新たに502人の感染が確認された。1週間前から160人増となり、月曜に500人を上回るのは5月10日以来、約2か月ぶり。23日連続で前週の同じ曜日を上回った。
東京都内の感染 高齢者の割合が減少 若者や中高年世代では拡大
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210630/k10013111731000.html
東京都内では、新たな陽性者数や入院患者などに占める高齢者の割合が減少していて、都は高齢者のワクチン接種が進んできたことが影響していると説明しています。
一方で「ワクチンが行き渡っていない若者や中高年世代では感染が広がっている」として、繁華街の見回りの強化など集中的な対策を行うことにしています。
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