昨年に政府がコロナ経済対策として行った企業支援の「持続化給付金」について、経済産業省の再委託問題の調査報告を行いました。
東京新聞の記事によると、この再委託問題で外注に関わった下請け企業は約560社もあり、約640億円が電通への再委託費として流れた税金になっているとのことです。
国と元請けの一般社団法人サービスデザイン推進協議会(サ協)で契約され、そこから電通は561億円を外注に回し、下請けは最大9次まで及ぶことが判明。
一般管理費として計上されたのは58億円で、多数の下請けを経由して資金の多くが消え、野党からは中抜きだとして批判を浴びていました。
多重下請けをすることで身内企業に税金をバラ撒いていた構図になっていますが、法律で明確に禁止されているわけではなく、専門家からはルールや法規制の見直しを求める声が相次いでいます。
このような大手広告代理店から税金を下請け企業に流す構図は東京オリンピックのような国家規模のイベントで何度も行われていると言われ、税金の無駄遣いを招いている要因の一つにもなっているところです。
最大9次下請け、564社関与 持続化給付金「中抜き」批判の電通再委託問題 経産省が検査の最終結果公表
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123804
国の持続化給付金事業で再委託や外注が繰り返された問題で、不透明な業務や支出の無駄がないかを検査していた経済産業省は12日、最終結果を公表した。事業に関与した企業は564社(受注額100万円以上)に上り、下請けは最大9次まで及ぶことが明らかとなったが、経産省は「手続きや取引の適切性を確認した」と結論づけた。(皆川剛)
再委託するなとはいわないが、同じ企業グループ内での多重下請け構造でのグループ収益錬金術に対してはそろそろメスを入れた方がいいと思う。正直、適切ではないよ。ぼったくりすぎ。https://t.co/hlMC1EIymm
— 荒川和久/独身研究家/コラムニスト (@wildriverpeace) August 13, 2021
この国は広告代理店と派遣屋に食い潰される。https://t.co/MIGRmNajin
— 琥珀色な空 (@kohakuironasora) August 13, 2021
最大9次下請け、564社関与 持続化給付金「中抜き」批判の電通再委託問題 経産省が検査の最終結果公表
東京新聞 TOKYO Web https://t.co/gI9tG3ge1U #持続化給付金中抜き
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) August 12, 2021
給付金事業で無駄がないかを検査した経産省が結果を公表。元請けのサ協への支払額は699億円。うち640億円が電通への再委託費。下請けは最大9次もあったが、結論は「適切」。
サ協、電通へのトンネルじゃん。しかも9つも下請け下請けで下ろして無駄だらけなのに「適切」?https://t.co/y40awT1lAZ
— 町山智浩 (@TomoMachi) August 12, 2021
これを税金泥棒と言わずになんと言えばいいの?https://t.co/9kEi0Sxfwz
— 芻狗 (@justastrawdog) August 13, 2021
実際の支払額は669億円で確定。うち約95%にあたる640億円が電通への再委託費・・・とは、愕然とする。
こうした中抜きは犯罪として、きちんと法で裁ける国にしないと。日本国民の血税は権力者の懐に注がれるだけで、本来の機能を果たさない。https://t.co/oilnjsONg5
— ゆりかりん (@yurikalin) August 13, 2021
これが「電通が中心になって考案した利益率の良いビジネスモデル」。
9次下請け、564社関与という幾重も続く再委託。しかも身内だけで外注を繰り返すやり方はまさに「中抜きリレー」。
こうした自民党と電通の利権優先の癒着はもうやめてほしい。https://t.co/yCvG3iBJx9— 凡人エリック (@No_Zey_2020) August 13, 2021
ここまで大規模事業の案件に関わったことがないですけど、9次はまともじゃないと思います。そこまで再委託しないとできないのは、もはやできないということでは。”電通に再委託が問題視、「持続化給付金」事業で最大9次下請けも : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン” https://t.co/8BFXUuLylG
— Ecoパンダ | 穏やかな日々を送りたいSS (@EcoPanda2021) August 12, 2021
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