東京都・小笠原諸島の南にある海底火山「福徳岡ノ場」で大規模な海底噴火が発生し、新たな島が出現しました。
噴火は8月13日午後に発生が確認され、噴煙は高さ1万6000メートルまで上昇。過去数十年間で国内最大クラスの噴火となり、巨大な噴煙は人工衛星からも確認することが出来るほどでした。
噴火後の15日に海上保安庁が現地調査を行ったところ、航空機から目視で直径約1キロの新島を確認。火口から約60キロほど離れた場所にも飛ばされた軽石などがあり、気象庁はまだ活発な火山活動が続く恐れがあるとして、周辺海域に注意情報を発表しています。
大きな新島が噴火によって確認されたのは西之島以来で、この新島が成長するのかどうか日本中の専門家らが注意深く見守っているところです。
海上保安庁 北福徳カルデラ(福徳岡ノ場)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo24-2.htm
福徳岡ノ場の噴火警報を切替 新島の出現を確認
https://weathernews.jp/s/topics/202108/160155/
気象庁は16日(月)14時に福徳岡ノ場に発表されていた噴火警報を切替え、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石や、ベースサージに警戒するよう呼びかけています。
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