新型コロナウイルスの感染拡大から酸素濃縮装置が不足状態になっていますが、先月までに日本政府が海外に4000台以上の装置を提供していたことが分かりました。
これは外務省の公式ホームページに書いてある情報で、7月20日にもインドネシアに向けて酸素濃縮器2800台を供与。他にもインドやタイなどアジア各国に機材を提供し、4000台以上が諸外国に提供されていたのです。
日本国内だと最大都市の東京でも自宅療養者などに向けた酸素濃縮装置は500台程度しか確保しておらず、外国に提供した個数と比べて数倍の差があります。
2020年の流行初期に大量のマスクを支援した後に国内のマスクが不足したことがありましたが、まさにそれと同じ現象が酸素濃縮装置で起きてしまった形です。
政府はメーカー側に増産を求めていますが、それ以前に根本的な認識や対応が間違っていたとしか思えない事案だと言えるでしょう。
インドネシアにおける新型コロナ対応のための緊急無償資金協力
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000526.html
7月20日、日本政府は、インドネシアにおける新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて、インドネシア側のニーズを踏まえつつ、約560万ドル(約6.05億円)の緊急無償資金協力を実施し、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて、酸素濃縮器2,800台を供与することを決定しました。
本件は、我が国の「戦略的パートナー」であるインドネシアの新型コロナウイルス感染症対応を支援するものです。我が国は7月1日及び15日の計約200万回分のワクチンの供与を含めて、引き続きインドネシアの新型コロナウイルスの感染状況の緩和・収束に向けた努力を後押ししていきます。
インドにおける新型コロナウイルス感染の急拡大に対する緊急援助
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000806.html
令和3年4月30日
4月30日、我が国政府は、インドにおける新型コロナウイルス感染の急拡大を踏まえた同国政府からの要請を受け、インド側との調整が整えば、酸素濃縮器(300台)及び人工呼吸器(300台)を供与する手続きを進めることとしました。我が国としては、友好国でありパートナーであるインドが新型コロナウイルスに対処する努力を支援すべく緊急援助を行うこととしたものです。
インドにおける新型コロナウイルスの感染状況の緩和・収束に向けて、今後も迅速な支援を検討していきます。
都が確保の“酸素濃縮装置” 残り1割切る
https://www.nkt-tv.co.jp/pc-news/news91dh75twvq7zmfl27i.html
東京都は、新型コロナウイルスの自宅療養者などに貸し出すため、酸素濃縮装置500台を確保していますが、装置を使う患者が急増し、残りが1割を切っていることが、わかりました。
東京都は、入院調整中の自宅療養者などが一時的に酸素投与を受けるための「酸素濃縮装置」500台を確保していますが、都の担当者によりますと、8月に入って依頼が急増し、9割以上が貸し出され、残りが1割を切ったということです。
自宅療養者が急増するなか、入院が必要と判断されても受け入れ先が見つからないケースが出てきているほか、自宅で酸素を吸入する「酸素濃縮装置」が確保できない事態も起きています。命の危機を感じた患者や家族もいます。https://t.co/6Mw4DLeyvU
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) August 16, 2021
「酸素濃縮装置」需要高まり 東京都確保分は残り10分の1以下に #nhk_news https://t.co/hvuXOdIc9I
— NHKニュース (@nhk_news) August 16, 2021
医療の次は自宅療養も崩壊。
自宅療養者に酸素吸入出来ないとか致命的過ぎる。『すぐに酸素投与を行うため「酸素濃縮装置」を手配しようとメーカーの貸し出し専用窓口に電話をしました。
ところが、都から指定されている4つのメーカーすべてが「在庫がない」という答え』https://t.co/5wty00NjdH— 大神ひろし (@ppsh41_1945) August 16, 2021
通常であれば即入院であるはずの酸素飽和度80%台の患者が自宅療養を余儀なくされ、生命線である酸素濃縮装置が確保できなくなる。これが医療崩壊。栃木県も医療崩壊目前。楽観論を捨て、感染対策を徹底するしかない。#栃木県 #佐野市 #医療崩壊 #緊急事態宣言 https://t.co/xc6p14gDVd
— 就労支援センター風の丘【公式】 (@kazenooka0601) August 17, 2021
今頃になつて、酸素濃縮装置が足りないとか、酸素ステーションがどうしたとか、無能にも程がある。これだけの時間がありながら、いったい何をしていたのか? 国民に行動変容をくだくだと説教するだけの専門家会議は全とっかえしてほしい。尾身さん、さようなら。隠居してください。 https://t.co/2rv1gImEzt
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) August 16, 2021
祖父が肺気腫だったので、酸素会社さんや訪看さんから言われていた注意点。
【医師の許可無く酸素量を増やさない!】
①肺が弱っていると大量の酸素に対応出来ずむしろ苦しくなる。
②肺機能が低下し悪化しても気づけなくなる。#在宅酸素 #酸素濃縮装置
頑張って乗り越えてください https://t.co/9K5t0kHIh0— すりせ (@surisevs) August 16, 2021
都は自宅療養中に症状が悪化、酸素が必要になった患者のため「酸素濃縮装置」を500台確保しましたが、約470台はすでに貸出済、残り約30台しかありません。返却・回収の見通しは立っていません。メーカーにも追加発注していますが、医療リソースは有限です。都内の自宅療養者は昨日時点で22,166人です。
— おじま紘平(東京都議会議員・練馬区) (@ojimakohei) August 17, 2021
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