*国会
全国の学校で夏休み期間を延長するように、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が提言しました。
8月25日の衆議院厚生労働委員会で尾身会長は「新たに学校が始まることで、一度、感染スピードが鈍化しても、また感染の拡大があり、さらに医療のひっ迫ということもあり得る」と述べ、新学期の開始時期を変えるべきだと発言。
夏休みの延長をすることで新学期の変更に対応させることが可能だとして、さらなる感染拡大を防ぐためにも政府が早く判断する必要があると語っていました。
また、政府対応の遅さにも問題があると言及し、「政府は危機感は共有していたが、私たち専門家の分析より、時々、やや楽観的な状況分析をされたのではないか」と指摘しています。
政府のコロナ予想が甘かったと尾身会長が批判した形で、他にもIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が再来日することなどにも疑問を投げ掛けていました。
既に香川県のような一部自治体で夏休み延長の動きがあるだけに、この提言をキッカケにして新学期の変更は全国的な動きとなりそうです。
新型コロナウイルスの子どもへの感染が増える中、政府の分科会の尾身会長は、衆議院厚生労働委員会で、学校が再開されれば感染が拡大し、さらに医療がひっ迫するおそれがあるとして、自治体の判断で、新学期の開始時期の延期も検討すべきだという考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で夏休み期間を延長した東京・調布市の小学校では、学校の開始後に行うオンライン授業の準備を進めている。第一小学校では夏休み中の子どもたちの自宅を結んで「朝の会」を行い、双方向のやりとりが出来るか確認。https://t.co/cVNiCCChpn
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) August 25, 2021
香川県立校、9月12日まで夏休み延長 「家で静かに」https://t.co/e4XnzflMw4
延長期間中は部活動や文化祭の準備などはできるが、できるだけ学校にいる時間を短くするよう求めています。一方、高松市立の小中学校は通常通り9月1日から新学期。感染状況によっては変更する可能性もあるといいます。 pic.twitter.com/VAcpoGE7TZ
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) August 25, 2021
《尾身氏はまた、東京パラリンピックのため国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が再来日したことについて、「人々にいまテレワークを要請している。そのときに今回またくる。あいさつが必要ならばなぜオンラインでできないのか」と疑問を呈した。》https://t.co/Q5qeWrn1sq
— 南 彰 / MINAMI Akira (@MINAMIAKIRA55) August 25, 2021
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