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WHO「ワクチンでコロナ収束は無理かもしれない」 相次ぐ再感染や感染拡大に懸念 変異株で状況変化


*WHO
WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの感染拡大に関して、ワクチン接種の拡大だけでは収束が厳しいかもしれないとの見解を示しました。

AFP通信はWHO欧州地域事務局のハンス・クルーゲ事務局長の言葉として、「新型コロナウイルスが、インフルエンザと同じように変異を続けて存続すると考える場合、私たちはワクチン戦略をエンデミック(一定周期で繰り返される流行)伝染に対するものに徐々に順応させる方法を見越し、追加接種の影響に関する非常に貴重な知識を集めるべき」と伝え、新型コロナウイルスがインフルエンザのように長期化する可能性があると指摘。
デルタ株のような変異株で状況が変わったとして、初期の目標だった世界のワクチン接種率70%をクリアーしてもコロナが収束しないかもしれないと言葉を強めていました。

また、世界各国で3度目のワクチン接種が検討されていますが、これについては低所得国のワクチン接種率が約20%と低迷していることから、ワクチン接種が少ない国を優先するように要請し、先進国に3度目のワクチン接種を見送るように求めています。

イスラエルやシンガポールのようなワクチン優等国でも新型コロナウイルスの新規感染者数が急増している状態で、重症化率は抑えられていますが、それでも水面下で新規感染者が増えていることにWHOも懸念を示した形です。

 

ワクチンでコロナ収束は困難か WHOが疑念高める
https://www.afpbb.com/articles/-/3365777

【9月11日 AFP】世界保健機関(WHO)欧州地域事務局のハンス・クルーゲ(Hans Kluge)事務局長は10日、新型コロナウイルスの集団免疫獲得への望みが新たな変異株の出現により薄まりつつあることから、ワクチンの普及によって同ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が収束するとの見通しに対し悲観的な見方を示した。

 

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