千葉県の房総半島沖で1000年ほど前に巨大な地震が発生したと見られる痕跡が発見されました。
読売新聞の記事によると、この巨大地震の痕跡は産業技術総合研究所などの調査チームが発表したもので、九十九里浜の3地点142か所を掘削して地層を調査したところ、複数の場所で遠くから運ばれて体積した砂や生物の化石などが堆積した新旧2つの層が確認されたとのことです。
規模から数メートル以上の大津波が襲来したと分析され、年代測定から平安~鎌倉時代に津波が到達したのではないかと報告。
地震の規模を示すマグニチュードは8.5~8.8で、南海トラフ巨大地震に匹敵するスケールだったとまとめています。
実は茨城県沖から千葉県の房総半島沖までの範囲は巨大地震の空白域だと言われ、東日本大震災によって発生した大きな割れ残り断層もあると指摘されていました。
関東地方南部では関東大震災がありましたが、関東地方の東部沖は巨大な空白域であり、地震の周期から考えても房総半島沖の巨大地震の方が発生する確率は高いかもしれません。
少なくとも過去に房総半島沖で巨大地震が起きていたことは間違いがなく、エネルギー的にも南海トラフ巨大地震と同じくらいの危険地域として監視を強めたほうが良さそうです。
1000年前「未知の巨大地震」が発生か、九十九里浜に大津波の跡
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210925-OYT1T50201/
千葉県・房総半島沖で1000年ほど前に未知の巨大地震があり、九十九里浜一帯が大津波に襲われた可能性があると、産業技術総合研究所などのチームが発表した。地震の規模はマグニチュード(M)8・5~8・8で、当時の海岸線から3キロ・メートル前後まで浸水したと推定されるという。
澤井祐紀・同研究所上級主任研究員らが、九十九里浜の3地点142か所を掘削して地層を調べたところ、津波で運ばれた砂や生物の化石などが 堆積たいせき した新旧二つの層が見つかった。
1000年前「未知の巨大地震」が発生か、九十九里浜に大津波の跡 https://t.co/epVPmXR6Rn 千葉県・房総半島沖で1000年ほど前に未知の巨大地震があり、九十九里浜一帯が大津波に襲われた可能性があると、産業技術総合研究所などのチームが発表した。地震の規模はマグニチュード(M)8・5…
— museumnews jp (@museumnews_jp) September 25, 2021
東日本大震災の数カ月前にこれと同じ様な仙台で過去に巨大津波の痕跡が見つかったと言うドキュメンタリーがあったような…
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— セミヤ (@Vez5NyY5s8Z0DDu) September 25, 2021
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貞観地震のときの震源域も広範囲だったのかもしれないな。
東日本大震災のときも茨城県沖でM7.7の地震が発生してたしな。でもどうやら違うらしい?— まる太郎 (@RattataDiancie) September 25, 2021
九十九里浜には300年前元禄のころにも津波が来ているから、1000年前に来ていても全然おかしくない。
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— 法律事務所シリウス(千葉) (@sirius_law2005) September 25, 2021
沿岸部に居るということは常に津波被害のリスクを伴うという事。津波が来ない沿岸部は存在しないと思っておくべきです!
1000年前「未知の巨大地震」が発生か、九十九里浜に大津波の跡(読売新聞オンライン)#津波 #地震 #南海トラフ
https://t.co/uP05p6GZZA— Mio Kaze (@mio_kaze) September 25, 2021
スパコンの富岳、飛沫の拡散予想だけじゃなくて、全国のボーリングデータや地震波形記録から、こういう分野の研究に使ってもらえないですかね。
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