*甘利明氏
岸田文雄首相が経済政策を話し合うための場所として設置した「新しい資本主義実行本部」で、実行本部の顧問に甘利明前幹事長が就任したことが分かりました。
この実行本部は岸田首相が総裁選挙で掲げていた「新しい資本主義」を具体的な政策として協議するための会合であり、小泉政権時代からの自由主義路線からの脱却を掲げています。
しかしながら、その顧問になったのは安倍政権の路線を色濃く引き継いでいる甘利明氏で、全く新しい資本主義を感じさせないメンバーとなっていました。
会合の中で岸田首相は「持続可能な経済、人にしっかりと投資できる経済、こうした経済を実現し、世界の流れに遅れを取らないような経済を考えなければいけない」と述べ、国内経済や環境対策などを総合的に考える必要があると語っています。
甘利明氏は衆議院選挙で初めて議席を落とした自民党幹事長でもあり、それだけ悪評が高い人物を顧問に任命した岸田首相の判断力に強い違和感を感じるところです。
首相「世界に遅れをとらない経済を」 新しい資本主義党会合で
https://www.sankei.com/article/20211125-FEE7WX3JRRN45E5OEPC4M47WRA/
岸田文雄首相(自民党総裁)は25日、党本部で開かれた「新しい資本主義実行本部」の初会合で「成長と分配の好循環を実現し、世界の大きな流れに後れをとらない経済を考えなければならない」と述べた。
首相は、19日に閣議決定した追加経済対策で「新しい資本主義を起動するために19・8兆円規模の対策を盛り込んだ」と強調。実行本部の顧問に甘利明前幹事長が就いたことも明らかにした。
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