*クレムリンwiki
ロシアの外貨建て国債がデフォルト(支払不履行)状態になったと認定されました。
これは複数の大手海外メディアが報道した情報で、6月26日に期限となるロシアのユーロ建て国債1億ドル(135億円)の利払い猶予期間が終了し、事実上のデフォルトになったと報じられています。
ロシア国債のデフォルト認定は1918年以来で、およそ100年ぶりの出来事です。
ロシア側は西側諸国の金融制裁によって支払い能力があるのに支払いを認められなかったとして、独自通貨ルーブルで利払いを行ったと主張。
実際にロシア当局が利息を国際決済機関に送金したのは事実で、決済のための手続きが進まなかったことで投資家の手元に届かず、デフォルトと認定された流れとなっています。
ロシア国債の約400億ドル(約5兆4000億円)がドルやユーロなど外貨建てで、ウクライナ侵攻が始まった初期からロシア国債のデフォルトは秒読みだと言われていました。
それだけに今回のデフォルト認定はあまり市場への大きな影響は見られず、すでに西側諸国の金融制裁で資金調達が困難となっているロシアが直ちに受ける影響は少ないと予想されています。
ロシア国債「デフォルト」に 利息支払いが国外保有者に届かず
https://www.bbc.com/japanese/61947229
ロシアは外貨建て国債の利払い猶予期間が26日に終わり、デフォルト(債務不履行)状態に陥った。ロシアの外貨建て対外債務不履行は、ロシア革命の最中の1918年以来。
5月27日に期日を迎えたドル建て債とユーロ建て債の利息計約1億ドル(約135億円)が、30日間の支払い猶予期間に入っていた。ロシア側は資金的な支払い能力も支払う意思もあるとして、ベルギーにある国際決済機関「ユーロクリア」へ送金したと主張している。
5月に利払いの期限を迎えたロシアの外貨建て国債をめぐって、複数の海外メディアは支払いの猶予期間が過ぎても投資家が資金を受け取っていないと伝えました。
デフォルト=債務不履行が起きたという認識が市場で広がることが予想されます。https://t.co/tPjx29YrPc#nhk_video pic.twitter.com/x8zoxMwthX— NHKニュース (@nhk_news) June 27, 2022
ロシア国債「デフォルト」 利払い期限終了、米報道 1世紀ぶりhttps://t.co/YkKv7aiTeb
ロシアは利息を支払ったと発表したが、ウクライナ侵攻を受けて欧米が科した経済制裁の影響で猶予期間が終わる6月26日夜までに国債保有者に届かず、債務不履行と見なされた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 27, 2022
複数の米メディアによると、ロシアの外貨建て国債の利払い猶予期間が26日、終了しました。国債保有者は利息を受け取っておらず、事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥ったとみられます。https://t.co/UhCLbFhWVH
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 27, 2022
ロシアのデフォルトは2回目ですがIMFの融資も欧州中央銀行の救済も無い債務不履行。実質的なロシア連邦の資産差押えが始まります。個人資産の制裁では無く国家のデフォルト。某国が仮にドル建て購入していた兵器などは差押え、償却出来る資産も差押え。最低十数年単位で経済規模が後退します…
— 永井宏樹 Hiroki NAGAI (@hirohiro37) June 27, 2022
そんな規模の債務不履行と経済の核爆弾”Swiftからの排除”は二重の螺旋構造となって指数関数的なダメージになる事はほぼ間違い無い…ダメージが無いと言い切る新露派の意見は無意味だ。ルーブルを買い支えているのは誰だろうか。天然ガスの収益が有るはずなのに債務不履行になる理由も説明つかない。
— 永井宏樹 Hiroki NAGAI (@hirohiro37) June 27, 2022
ロシア、1918年以来の外貨建て債のデフォルト。返済の能力と意志があること、債権者が露政府を訴えることを尻込みする可能性、露国債は紛争解決の司法管轄地を定めていないこと、資産の差押えの問題など、法律上稀に見る困難なデフォルトになるかも https://t.co/HSLf6giX8D
— rusbureau (@rusbureau) June 27, 2022
ロシアのデフォルト、ここからが制裁の本番というか、たぶん目に見えるのはこの後。
ロシア側の言い訳がどうこうではなく、制裁してる国々でもなく、世界の商人がどう判断するか、という次元に突入する。— ボマー (@bomber_bookworm) June 27, 2022
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