*NATO
トルコがスウェーデンとフィンランドのNATO(北大西洋条約機構)加盟について、反対から一転して支持を表明しました。
ロイター通信やCNNによると、トルコは北欧諸国が自国内の反政府組織を支援しているとしてNATO加盟に反発していましたが、6月28日にトルコ大統領府は声明文を発表し、スウェーデンとフィンランドがクルド人勢力などを支援しないことで合意したとして、北欧諸国のNATO加盟を認めると表明。
スウェーデンとフィンランド、トルコ、それにNATOの代表らが4者会談を行い、これまであった両国の対立問題などを解決するための外交交渉をした結果、トルコへの武器禁輸も見直しとなる方向で一致しました。
NATOへの新規加盟には全加盟国の賛同が必要で、ロシアのウクライナ侵攻からスウェーデンとフィンランドの加盟申請にトルコが反発し、一時は「NATO加盟が失敗した」とも言われていたほどです。
北欧諸国のNATO加盟はロシアにとって大きな安全保障上の驚異になると思われ、この数週間の間にロシアも北欧方面の軍隊を大幅に増強していました。
北欧2国、NATO加盟実現の見通し トルコが一転支持で合意
https://jp.reuters.com/article/nato-summit-turkey-deal-idJPKBN2O91VT
[マドリード/ヘルシンキ 28日 ロイター] – 北欧フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を巡り、これまで難色を示していたトルコが28日、一転支持することで合意した。これにより、北欧2カ国のNATO加盟が実現する見通しとなった。
マドリードで開幕したNATO首脳会議に先立ち、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相、トルコのエルドアン大統領、NATOのストルテンベルグ事務総長は約4時間にわたり会談した。
動画:北欧2国のNATO加盟実現へ、トルコが一転容認 pic.twitter.com/wy48UuVJ5a
— ロイター (@ReutersJapan) June 28, 2022
【発表】スウェーデンとフィンランド、NATO加盟の見通し トルコが同意https://t.co/zyfGV4t5op
加盟には、全30加盟国の同意が必要で、トルコだけが難色を示していた。NATOのストルテンベルグ事務総長は、覚書によって「加盟への道が開けた」と語った。 pic.twitter.com/Qxu8itwkbX
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 28, 2022
スウェーデンとフィンランド、NATO加盟決定とのこと。
一時期はトルコの反対をめぐる悲観論が強かっただけに、本当に良かったです! https://t.co/X7HMjHK6P7— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) June 28, 2022
スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に、トルコが合意した。急展開の裏でバイデン大統領が果たした役割を、米高官が明かした。
28日午前、バイデン氏はエルドアン氏と電話。翌日に米トルコ首脳会談を実施して重要な問題を協議したいなら、その前にNATO加盟問題を決着させる必要があると伝えた模様。— 高野遼 / Ryo Takano (@takano_r) June 28, 2022
トルコは見返りにスウェーデンとフィンランドから以下の合意を得たらしい。
・スウェーデン・フィンランドは武器禁輸を解除
・両国はPKK問題でトルコをサポートし、YPGへの支援を停止
・当該諸国はテロに関する法律を改正
・当該諸国はお互いにインテルを共有
・当該諸国はテロ容疑者を引き渡し https://t.co/0MUtnFvIqZ— Eurasia Watcher (@eurasia_watcher) June 28, 2022
トルコ「望むもの得た」
トルコ大統領府は28日、声明を出し、北欧のスウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持する姿勢に転じたことについて、両国から「望むものを得た」ためだと説明しました。https://t.co/PSbk0af0w6
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 28, 2022
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